足の臭いについて男女問わず悩んでいらっしゃる方も少なからずいると思います。
一日歩き回った足を少しでも休めるべく、本当は帰りの新幹線や飛行機で靴を脱ぎたいけれど周りへの迷惑を考えると脱げない…
そんな方は、ぜひ今夜、重曹やお酢を入れたぬるま湯で足湯をしてみてください。
足の疲れを癒しながら、臭い対策もできて一石二鳥です。
足の臭いには重曹で足湯が効果的
足の臭いに悩まされている人は、重曹で足湯をするのが効果的です。
ここでは、重曹足湯のやり方から、なぜ効果的なのかなど解説します。
足の臭いに効く重曹足湯のやり方
足の臭いに効く重曹足湯をするのに用意するのは
- 重曹(食品用)
- 洗面器やバケツ
- ぬるま湯
です。
洗面器やバケツに貯めたぬるま湯に、大さじ3杯ほどの重曹を溶かせば準備はOK。
そこに足を入れて、10分ほど足湯を楽しみましょう。
その後、必ず丁寧に洗い流し、よく拭いておきましょう。
なぜ重曹足湯が足の臭いに効果的なのか
足の臭いの元になっているのは、雑菌によって発生する「イソ吉草酸」という酸性物質。
重曹は弱酸性であるため、この臭いの元を中和して消臭します。
また、重曹にしばらく足をつけることで、普段落とし切れていない、足の爪の間に溜まった汚れや、雑菌のエサとなる皮脂を落とすことができることも、臭いの軽減につながるのです。
重曹にプラスクエン酸で足の臭いをさらにすっきり
重曹で足湯をする際に、クエン酸を大さじ2杯ほど加えてみると、シュワシュワが気持ちいい炭酸足湯になります。
炭酸は、足の臭いの原因にもなる古い角質も取り除いてくれるので、足の臭いをさらにすっきりさせることができますよ。
足の臭い対策には重曹足湯は週3回を目安に
足の臭い対策のために重曹足湯をするなら、頻度は週2~3回くらいが目安です。
臭いが気になるからと、あまり頻繁にやると、肌トラブルを引き起こしかねませんので、やりすぎには注意しましょう。
足の臭い対策に重曹を使う際の注意点
足の臭い対策に使う重曹は、必ず食用のものを使うようにしましょう。
掃除用の重曹は、粒子が荒く、不純物も多く混じっていることがあるので、肌が荒れる可能性があります。
足の臭いに効くけれど…重曹足湯のデメリット
足の臭いを消したいからと、重曹を目安よりもたくさん入れたり、頻繁に足湯をやりすぎたりすると肌を傷める原因になります。
重曹は弱アルカリ性ですが、人間の肌は弱酸性が健康な状態です。
あまり重曹濃度を濃くしたり、頻繁に足湯をすると、pHのバランスが崩れ、肌荒れを引き起こす可能性があります。
また、皮脂や角質を落としてくれることが重曹の良いところではありますが、やりすぎると今度は肌が乾燥しすぎてしまいます。
重曹の濃度や足湯をする頻度は、目安を守るようにしましょう。
足の臭い対策は市販の重曹パックでも
自分で足湯を用意するのが面倒という人は、市販のパックもあります。
足の角質ズルムケパックで有名なベビーフットから発売されているパックは、フットパックを開封して履くだけ。
女性用(~27cm)と、男性用(~30cm)の二種類があります。
足の臭いに重曹が効かない・合わないなら酢で足湯
足の臭いの元になっている物質には、イソ吉草酸の他に、アンモニアがあります。
アンモニアはアルカリ性のため、弱アルカリ性である重曹では中和できません。
そこで有効になるのが、酸性である酢というわけです。
足の臭いに効く酢で足湯のやり方
では早速、酢を使った足湯のやり方を紹介します。
用意するものは
- 酢
- 洗面器やバケツ
- ぬるま湯
です。
まずは、洗面器にぬるま湯をためて、
大さじ3杯程度のお酢を入れます。
この中に足を入れて、10分程度足湯。
終わったら、洗い流さず、このままタオルで水分をふき取ります。
酢で足湯をするおすすめのタイミング
酢で足湯をする場合は、洗い流さない方がよいので、お風呂上りにやるのがオススメです。
酢で足湯をすることの狙いは、酢によってアンモニア臭を中和することと、酢の殺菌作用を利用して、足の臭いを発生させている雑菌をやっつけることにあります。
また、酢は、重曹のように肌を傷める心配もほとんどありません。
そのため、洗い流さずに、酢の殺菌成分を長く皮膚に留めていた方が、消臭効果を長く得ることができるのです。
1回では効果は表れにくいので、根気よくしばらくの間続けることが大切です。
なぜ酢で足湯すると足の臭いに効果的なのか
足の臭いの元となっているのは、イソ吉草酸の他にアンモニアであることもあります。
アルカリ性であるアンモニアは、酸性の酢によって中和し、消臭することができます。
また、酢には殺菌作用があるため、悪臭を発生している原因である雑菌を退治してくれる効果も期待できるためです。
酢の他に足の臭いに効くもの
アンモニアが原因である足の臭いを抑えるために有効な物質には、酢の他にミョウバンがあります。
ミョウバンも酸性であるため、アルカリ性であるアンモニアを中和してくれます。
殺菌効果もあるので、酢と同様の効果を得られるのです。
足の臭いに効く重曹・酢で靴や靴下の臭いも徹底対策
せっかく重曹や酢で足湯をして、足の臭いを消したとしても、靴や靴下が臭ければ、足の臭いは簡単に復活してしまいます。
素足だけでなく、靴や靴下の臭い対策も一緒に行っておきましょう。
重曹は靴についた足の臭いにも
重曹は靴についた足の臭いも消してくれます。
重曹を不織布の茶葉入れなどに入れて、脱いだ靴の中に入れて置けば、しっかり脱臭してくれます。
さらに、靴の中の湿気も吸収してくれるので、臭いの発生源である雑菌が増えにくい環境にもしてくれるのです。
靴の中の臭い対策は、重曹の他にもさまざまなやり方があります。
詳しくは下記のページで詳しく紹介していますので、ぜひこの記事と併せてご覧ください。
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酢は靴下についた足の臭いにも
酢は素足だけでなく、臭いがこびりついてしまった靴下の洗濯にも使えます。
酢を入れたぬるま湯で、靴下を付け置きした後にいつも通り洗濯すれば、臭いはきれいになくなりますよ。
靴下の臭い対策にもさまざまな方法があります。
下記の記事で詳しく紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。
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重曹では取れない足の臭いの原因となる習慣
特に重曹で足湯をしても取れない、アンモニアによる足の臭いの原因は、その生活習慣であることも少なくありません。
生活習慣そのものを見直してみることも、悩ましい足の臭い対策には有効ですよ。
ストレスや疲労も足の臭いの原因に
足の臭いの原因は、足の裏にかく汗のせいで靴の中が蒸れた状態になること。
特にストレスをためると、通常より汗をたくさんかいてしまうことがあり、足の臭いが発生しやすくなってしまいます。
できるだけストレスを緩和し、疲れないように気を付けることも大切です。
ストレス対策に有効で、取り入れやすい方法には下記のようなことが挙げられます。
ぜひできることから、取り入れてみてくださいね。
①体を温める
寒いと緊張して体が強張り、心も不安や緊張を感じてしまうもの。
逆に温めると心も緩んでリラックスしてきます。体の冷えをとることもストレスの緩和につながります。
この記事でも紹介した足湯も、体を温め、リラックスさせることができるので、とても効果的です。
②呼吸法を取り入れてみる
ストレスの多い現代人は呼吸が浅いそう。
たまには、意識して深い呼吸をすることが大切です。
リラックスして、体の力を抜いたら、鼻からしっかり息を吸い込んで、口からゆっくり吐くという深呼吸を5~10分間やるのがおすすめです。
呼吸法を取り入れた瞑想もよいですよ
③質のよい睡眠を心がける
睡眠時間は、たとえ短くても質が大切。
寝る前にストレッチなどをして体を緩める、スマホやPCは寝る前は見ない、などできる範囲でやってみましょう。
また、枕やマットレスなど寝具を見直すのも効果的です。
食生活も足の臭いの原因に
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