スラックスに代表されるセンタープレスパンツは、折り目によってきちんとした印象を相手に与えられる素敵アイテム。しかし、困るのがアイロン。
洗濯しようものならもう大変。いっそ消すか!と諦めていると、いつの間にか手持ちにセンタープレスパンツがなくなった…
きれいな折り目を死守することは難しいのです…
でも、おばあちゃんたちは購入した時と同じくらい、折り目をビシッと決められるアイテムを知っていました。
今日はセンタープレスパンツをきれいにアイロンする方法をお勉強して、いつでも折り目美しいセンタープレスパンツを履きこなすイイ女を目指してみましょう。
センタープレスのアイロンのかけ方|ロウソクを使った裏技
センタープレスパンツの折り目を再びビシッと決めるのに使うのは…ロウソクです!
やり方もとっても簡単です!
センタープレスパンツのアイロンのかけ方|裏技のやり方
まず、ロウソクを準備します。仏壇から拝借してまいりました。
まずはパンツを裏返します。
裏返したら折り目のところにロウソクを、塗りつけます。
しっかり塗り付けなくても、軽くしゅーっとつける程度で大丈夫ですよ。
折り目の線上を塗れたら、表に返していつもどおりアイロンします。
これだけでなかなかきれいに折り目を付けられます!
向かって右側が、裏側にロウを塗ってアイロンした方です。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、印をつけた辺りが特に、左側よりもシャープな折り目にすることができました。
なぜロウソクでセンタープレスの折り目をきれいにアイロンできるのか
なぜ裏側にロウを塗りつければ、センタープレスをピシッとした仕上がりにできるのでしょう?
それは、アイロンの熱によって溶けたロウが繊維に入り、再び固まることによります。
熱によってすぐに溶け、冷やすとすぐ固まるロウの性質を上手く利用した方法ですね。
ロウを塗りつけるといっても、ごく少量しかついていないので、ロウを塗った個所は何の違和感もありませんし、シミにもなりませんよ。
センタープレスのアイロンのかけ方|かける順番は最後
折り目部分も難しいけれど、ズボン自体どうアイロンすればいいのかそもそも知らない気がする…そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も自己流でやっておりました。
ここでパンツのアイロンの当て方をおさらいしておきましょう。
センタープレスパンツのアイロンのかけ方
センタープレスに限らず、パンツは基本的に次のような手順でアイロンをかけます。
- ファスナーを開けて、アイロン台にズボンをはかせる
- 腰回りをあてる
- 脚部分をあてる
- センタープレス部分をあてる
①まずはアイロン台にズボンをはかせ、まずはお尻から
アイロン台にズボンをはかせるとはこういうことですね。これでまずはお尻部分からあてます。
②パンツを回して腰回りをあてる
お尻部分をあてられたら、パンツを回して、正面部分をあてます。
③脚部分をあてる
いよいよ脚の部分をあてるのですが、きれいにあてるポイントがあります。
それは、
ズボンの上下四隅を洗濯ばさみで留めて固定すること。
センタープレスをきれいにつけるには、そもそも最初についていた折り目をきちんと再現しておく必要があります。
ずれると、折り目が二つになって不細工なことになってしまいますよね。
きれいに折り目をつけるためにも、ズボンをきちんと重ね合わせ、洗濯ばさみで固定をしてからアイロンをあてましょう。
こうすればアイロンを当てているうちにずれることもないですし、きれいに仕上げることができます。
④センタープレス部分をあてる
センタープレスなど折り目部分には、霧吹きなどでたっぷり水をつけてからあてましょう。
お水をつけることでアイロンがしっかりかかってきれいに仕上がります。
また、スーツやスカート、ウール素材のものは、ふっくら仕上げるためにスチーム設定であてるのがよいです。
ドライアイロンは基本的にシワを取るためのものなので、綿素材のものや麻、ポリエステルなどに適しています。
やっぱりセンタープレスのアイロンかけは難しい!ならプロに頼むのもあり
やっぱりアイロン苦手!センタープレス無理!というなら、諦めてクリーニングに出してしまいましょう。
最近は、宅配クリーニングなんていう家に居ながらにして、クリーニングを頼むこともできるので、利用を検討してもよいかもしれませんね。
知っていると便利!旅先などでのアイロンの裏技
旅先など、アイロンのないところで洋服のシワを伸ばしたいときに使えるのが「寝押し」という方法。
「寝押し」とは、服を布団の下に敷いて寝て、体重でシワを伸ばすというおばあちゃんの知恵。
新聞紙を広げて、洋服を置き、服がずれないようにさらにその上に新聞紙をかぶせ、そこへ布団を敷いて寝ます。
うちの母などは、学生時代、制服のスカートのプリーツをきれいにするために寝押しをしていたそうです。
制服など、毎日アイロンをするには面倒なものなんかには、重宝しそうな裏技ですよね。
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