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専門店でもレストランでも役立つ中国茶のマナー|種類も紹介

中華料理を食べに行って、せっかくだしドリンクは中国茶にしよう!と、張り切ってメニューを見ても知らない名前ばっかり……

説明書いてあるけど、いちいち読むのめんどくさいわ!となるのは私だけでしょうか。

せっかく本格的な中華料理を食べに行くのなら、お茶もちゃんと選んで、かつ、お作法もちょこっと知っておくと、食事の楽しみも増えますし、できることならそうしたいですよね。

なじみのない気がする中国茶も知ってしまえば簡単なもの。

少しだけ知識をつけておきましょう。

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中国茶専門店で頂くときに役立つ聞香杯のマナー

中国茶をお店でいただく場合、お店の方が淹れて下さることも多いですが、中国茶専門店には、自分で淹れるスタイルのお店もあります。

知らないと、どうすればよいのかドキドキしそうですが、ちょっと知っておくとより優雅に楽しめます。

中国茶のマナー|グラスでの淹れ方

中国茶を淹れる茶器は3種類。

グラス、蓋椀(がいわん)、茶壷(ちゃふー)があり、茶葉によって、美味しい淹れ方も違います。

ここでは茶葉の動きも楽しむことができ、かつ、専門的な道具がなくても淹れられる、グラスでの淹れ方についてご紹介いたします。

中国茶、マナー

まずは、グラスにお湯を入れ、温めておきます。これは、日本茶や紅茶を淹れるときと同じですね。

続いて急須にもお湯を入れておきます。

少しして、グラスが温まったら、グラスのお湯を捨て、1人分の茶葉(3~5g)を淹れ、2分程度蒸らします。

蒸らす時間は、茶葉によって異なるので、お店の人に聞いてみるとよいでしょう。

蒸らし時間が経過したら、急須のお湯を少し高い位置からグラスに注ぎます。

茶葉が浮いたり沈んだりするものの場合は、動きが落ち着いたら飲み頃です。

中国茶のマナー|聞香杯の使い方

烏龍茶や鉄観音といった青茶に分類されるお茶は、聞香杯という器を使って、味だけでなく香りも楽しみます。

普通のお茶碗と筒形のコップが出てきますが、筒形の方が聞香杯です。

中国茶、マナー、聞香杯

まずは、茶器に淹れたお茶を筒形をした方の聞香杯に注ぎましょう。

せっかく注ぎましたが、聞香杯の中のお茶を、普通のお茶碗に移します。

聞香杯に残った香りと、お茶碗に淹れたお茶を飲んで楽しみます。

中国茶のマナー|レストランで出てきたらどうする

中華料理を食べにレストランに行っても、中国茶が出てくることがありますね。

そのときにちょっと知っておくと役立つマナーをご紹介します。

中国茶、マナー、レストラン

レストランでの中国茶のマナー①自分でついでよい

回転台に乗せられた急須のお茶は、基本的に自分でつぎます。

急須が自分から離れたところにある場合は、一緒に食卓を囲んでいる方に一言声をかけてから回すのがマナー。

円卓でのマナーについては、下記の記事で紹介していますので、ぜひご参照ください。

円卓を囲んで和やかに!中華のマナーを知っておこう

隣の人のお茶が減っていた場合は、ついてあげてもOKです。

レストランでの中国茶のマナー②おかわりのサイン

急須の中のお茶がなくなってしまったら、大きな声で店員さんに「すみませ~ん」とか叫ばなくても

急須のふたを少しずらしておくか、ふたをひっくり返してのせておけばOKです。

店員さんが気づいて、替えの急須を持ってきてくれます。

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中国茶の種類を知っておくとより食事を楽しめる

私たち日本人になじみのある中国茶といえば、ウーロン茶くらい。

あとはジャスミン茶が関の山といったところでしょうか。

ですが、他にも美味しく味わい深い中国茶はたくさん!

マナーといっしょに知っておけば、食事をより楽しめますよ。

中国茶の種類は大きく6種類

まず、中国茶の種類は発酵の度合いによって大きく6つに分類されます。

中国茶、マナー、種類

まったく発酵させない緑茶(りゅうちゃ)、以下発酵度の低い順に白茶(ぱいちゃ)黄茶(ふぁんちゃ)青茶(ちんちゃ)紅茶(ほんちゃ)黒茶(へいちゃ)となります。

中国茶の種類①緑茶(りゅうちゃ)

茶葉を摘み取ってから、発酵を止めるため、すぐに加熱処理をしています。

日本にも緑茶はありますが、日本の緑茶は蒸すことで加熱処理されるのに対し、中国の緑茶は釜炒りされ、製法が違います。中国ではもっとも飲まれているお茶です。

代表的な緑茶としては、龍井茶(ろんじんちゃ)、黄山毛峰(こうざんもうほう)があります。

龍井茶(ろんじんちゃ)

龍井茶(ろんじんちゃ)は苦みやクセが少ないので、日本人の口に合うお茶と言えます。

中国の杭州地方の名産のお茶なので、杭州料理によく合います。

杭州料理を謳っている中華料理屋さんでは、龍井茶を頼むといいですね。

黄山毛峰(こうざんもうほう)

黄山毛峰(こうざんもうほう)は中国重大銘茶の一つで、とても有名なお茶です。

香りがとてもよく、すっきりした味わいです。

お料理の最後にゆっくり味わうのがよいかもしれませんね。

中国茶の種類②白茶(ぱいちゃ)

福建省が主な産地の発酵度のもっとも低いお茶。香り、味わい、見た目の色とも上品で、高級品が多いです。

代表的な種類には白毫銀針(はくごうぎんしん)、白牡丹(はくぼたん)があります。

白毫銀針(はくごうぎんしん)

最も代表的で最高級の白茶です。爽やかな香りとほのかな甘みがあります。

ポリフェノールを多く含んでいるのも嬉しいですね。

白牡丹(はくぼたん)

優しい甘みが特徴のお茶です。

茶葉が長い時間お湯につかっていても苦くならないので、コースのおともにもよいです。

中国茶の種類③黄茶(ふぁんちゃ)

6つのカテゴリーの中でもっとも希少で高価なお茶。中華料理のお店にはメニューにないお店もあり、中国茶上級者向けのお茶です。

代表的なものは、君山銀針茶(くんざんぎんしんちゃ)です。

君山銀針茶(くんざんぎんしんちゃ)

清の時代には皇帝に献上されたと言われるお茶。

濃く淹れると渋み、苦みが強くなるので、薄めに淹れて上品な香りを優雅に楽しむのがよさそうです。

中国茶の種類④青茶(ちんちゃ)

半発酵のお茶の総称です。

ウーロン茶に代表されるお茶で、一番なじみのあるお茶かもしれません。

他に、鉄観音(てっかんのん)も有名です。

凍頂烏龍茶(とうちょううーろんちゃ)

台湾を代表するお茶。

烏龍茶というからには茶色いのかと思いきや、黄緑のような感じ。味も緑茶に近いです。

脂っこい料理と一緒に飲むのがオススメです。

鉄観音(てっかんのん)

中国十代銘茶の一つで、口に入れた直後は苦みを感じますが、後にほんのり甘みが広がります。

辛い四川料理などと一緒に飲むのがオススメです。

中国茶の種類⑤紅茶(ほんちゃ)

淹れたときに、紅い色になるので紅茶と呼ばれます。

イギリスの紅茶に影響を受けて発達したといわれ、優しい味わい。

代表的なものは、正山小種(らぷさんすーちょん)です。

正山小種(らぷさんすーちょん)

「ラプサンスーチョン」としてイギリスでも有名な紅茶。2煎め、3煎めと淹れるにつれ、香りが変わっていきます。

味わいもとても上品なので、お茶だけで楽しみたいです。ストレートでもミルクティーにしても美味しくいただけます。

中国茶の種類⑥黒茶(へいちゃ)

日本人がよく知っている「プーアル茶」に代表されるお茶。

微生物によって発酵させ、さらに長年寝かせて発酵させたものが価値が高いとされるところが他のお茶と違います。

他に、六堡茶(ろっぽちゃ)も有名です。

普洱茶(ぷーあーるちゃ)

日本でもポピュラーなお茶。

健康茶としても知られ、脂っこい料理と一緒に飲むのがオススメです。

六堡茶(ろっぽちゃ)

プーアール茶と比べて、クセが少なく飲みやすいと言われているので、プーアール茶の味が苦手な方もぜひ一度挑戦して頂きたいお茶です。

プーアール茶と同じく健康茶としても知られているので、脂っこい料理のおともに。

 

こうしてみると、中国茶ってお作法もそこまで複雑ではないですし、ハードルが下がったのではないでしょうか。

ぜひ中国茶のマナーと併せて、種類も知り、中国茶を楽しんでくださいね。

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