一日家事や仕事でくったくたになったとき、ふかふかの布団にダイブするほど幸せなことはありません。
しかし、その布団が湿気でベタベタだったら…最悪です。
特にフローリングに布団を直接敷いている場合は湿気やすいもの。
この記事では、湿気でベタベタする布団を今すぐ何とかする方法、そもそも湿気させない方法をご紹介します。
湿気でベタベタする布団を今すぐ何とかする方法
湿気でベタベタする布団なんて嫌すぎる!今すぐ何とかしたい!
そんなときは、何はともあれ布団を乾燥させることです。
布団を干す
お天気のよい午前中やお昼間であれば、とにかく布団を干しましょう。
布団を干すときは、ダニ対策のためにも両面を干すことが大切。
干す時間は、季節や素材などによって異なります。
詳しくは下記の記事で解説していますので、これから布団を干せそうだという人は、ぜひご参照ください。
お天気のよい干した布団はふかふかで気持ちがいいもの。 でも、日中勤めに出ていたり、外出が多かったりすると、なかなか布団を干す時間って確保しにくいものです。 布団はたとえ30分でも干した方がよいのでしょうか? 答えはYES![…]
また、夜に布団を干すのは、湿気るだけなのでNGです。こちらについては、下記の記事で解説しています。
日中勤めに出ていたり、外出していたりすることの多いライフスタイルだと、布団を干そうにもなかなか昼間にそんな時間を確保できないものです。 せめて天気のよい夜に干したらいいのかな…? 残念ながら、夜に布団を干しても湿気るだけで、余計[…]
扇風機の風に当てる
あいにく雨が降っていたり、夜で布団が干せないなら、せめて扇風機の風に当てて少しでも湿気を飛ばしましょう。
完全に湿気を飛ばすことは難しいかもしれませんが、何もしないよりは幾分かマシです。
エアコンの除湿機能を使う
扇風機がない場合は、エアコンの除湿機能を使っても湿気は多少飛びます。
こちらも応急措置として、やらないよりはやった方がマシという方法です。
布団乾燥機にかける
布団乾燥機は、ダニ対策ができるものがあったり、寒い冬には寝る前に布団を温めるのに使えたり、1台あると便利です。
1万円前後で買えるものが多く、意外と手を出しやすい値段設定なのも導入しやすいかも。
以下では、人気の布団乾燥機を3点ほど紹介しておきますね。
パナソニック ふとん乾燥機 マットタイプ
マットを敷いて、ノズルを差し込むだけと簡単に使えるふとん乾燥機です。
布団全体をムラなくしっかり乾燥させることができます。
本体サイズは、幅27.1cm×奥行16.4cm×高さ34.4cmとコンパクトなので、収納しやすいのもうれしいポイント。
くつ乾燥アタッチメント付きで、靴も乾かせます。
リーズナブルなのも魅力!
アイリスオーヤマ 布団乾燥機 カラリエ
ウッドテイストの見た目がおしゃれな布団乾燥機。
幅約15.5cm×奥行約26cm×高さ約33.5cmとコンパクトですが、収納せずに部屋に置いたままにしていても、インテリアとなじみます。
ノズルを直接布団に差し込むだけで、簡単に使えるのも便利です。
さらにノズルハンガーにノズルをセットすれば、衣類乾燥にも使えるので、洗濯物を外に干せない場合に重宝します。
日立 布団乾燥機 HFK-VH770 N
ふとん乾燥にかかる時間はわずか30分と速乾性に優れた乾燥機です。
タテ置きにしても、ヨコ置きにしても使えるので、
フローリングに敷いた状態でも、ベッドでも、ベビーベッドでも使えます。
HEPAフィルターとアレルキャッチャーフィルター搭載で、アレル物質対策もできるのも安心です。
なぜフローリングの上に布団を敷くとベタベタするのか
フローリングの上に布団を敷くと、布団がベタベタしてしまうのは、湿気は床下にたまりやすいからです。
水分は、空気に比べて重いため、空気中の湿度が高く飽和状態になると、下にたまっていきます。
家の床下は特に風通しが悪く、いつまでも湿気が逃げないため、どうしても湿度が高い状態が続きます。
さらに、布団は吸湿性の高いものです。
湿度の高い環境に布団を置くと、どうしても水分を含みやすくなってしまうのです。
さらに、湿気でベタベタした布団をそのまま放っておくと、カビやダニが生えることがあります。
そのような布団で眠ることは、健康によくありません。
湿気でベタベタするような布団で眠らないこと、さらには、そもそもベタベタさせない対策を取ることは、快眠のためにも非常に大切です。
フローリングに敷いた布団を湿気でベタベタさせない方法
布団を湿気まみれにしないためには、フローリングの上に直に敷かないことです。
ベッドにするのが一番ですが、スペースの問題などで難しければ、除湿シートやすのこを敷いた上に布団を敷くと対策になります。
また、布団を敷きっぱなしにしないことも大切です。
ベッドにする
フローリングからの湿気がひどい部屋の場合は、ベッドにするのが一番です。
部屋のスペースの問題で、ベッドを置くのが難しい場合は、折りたたみ式のものを導入するのもおすすめですよ。
布団の下に除湿シートを敷く
手軽に対策するなら、除湿シートを敷いた上に布団を敷くのも有効です。
除湿シートは床下からの湿気を吸い取ってくれることで、カビや臭いの発生を防いでくれます。
しかし、吸収できる湿気の量には限界がありますので、布団と同様に、除湿シートも定期的に天日干しをして湿気を飛ばしておく必要があります。
布団の下にすのこを敷く
ホームセンターなどで売っているすのこを置いて、その上に布団を敷くのも対策になります。
できれば、よくあるパイン材でできたものよりも、桐やひのきでできたものを用意すれば、湿気に強いので、すのこにカビが付くのも防ぐことができます。
敷きっぱなしにしない
布団を敷きっぱなしにしておくことは、「万年床」といって、昔からやらない方がいいといわれています。
これは、ずっと布団を敷きっぱなしにしておくことで、ただでさえこもりやすい床下の湿気がさらにこもりやすくなり、
ますます布団が湿気て、カビやダニを発生しやすい状態になってしまうためです。
昔からダメだと言われていることは、やっぱりやらない方がよいのです。