「布団をひく」とは元々大阪弁で「しく」が正解!大阪のなまりを解説

布団を「ひく」と言いますか?「しく」と言いますか?

正しいのは「布団をしく」です。

「布団をひく」というのは、元々大阪弁。

今では全国的に使われているようですが、元はというと大阪なまりの言葉なのです。

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布団は「ひく」のではなく「しく」

布団、ひく、しく

布団は「しく」ものです。漢字にすると「敷く」。

「敷く」とは、広辞苑によると、「上に物がのるように、平らに広げる」こと。

上で人間が寝られるように、布団を平らな状態に広げることが、「布団を敷く」ということなのです。

「布団をひく」とは元々大阪弁

現在では、全国的に「布団をひく」と言われることがあるようですが、「布団をひく」とは、元々大阪弁でした。

大阪弁というか、大阪なまりといった方が適切でしょうか。

とにかく、大阪の人が「し」を「ひ」と発音しがちだったところから来ています。

「布団をひく」は「し」が苦手な大阪人のなまり

大阪の人って、実は元々「し」の発音が苦手で、「し」を「ひ」となまることが多かったよう。

「布団をひく」の他にも、

○「つこい」→(訛)「つこい」

○「ちや(質屋)」→(訛)「ちや」

○「つれい(失礼)」→(訛)「つれい」

などと発音する傾向がありました。

テレビなどのメディアが普及して、標準語が浸透した今では、あまり聞かなくもなりましたが、

たしかに、うちの祖母や母も昔は「ひつこい」だの「ひつれい」だの言っていたように思います。

「カ」行と「タ」行が続く場合に特に「ひ」になる

上に挙げたなまり方には、実は規則性があるんです。

布団、ひく、しく

「し」の後に「タ」行の音が続いていると、「し」は「ひ」になっているんです。

他にも、「カ」行の音が続く場合でも、「し」は「ひ」になることが多かったそうで、

「しかる(叱る)」を「ひかる」と言ったそう。

でも、長年大阪に住んでますが、「ひかられた」とか言ってる人にはお会いしたことがないので、これももう廃ったのでしょうかね。

大阪の「枚方(ひらかた)」も元は「しらかた」だった

布団、ひく、しく
ひらぱー

大阪の北東部に「枚方」という地名があります。

難読地名ですが、「ひらかた」と読みます。関西人には、「ひらかたパーク」という遊園地でおなじみのところですね。

この枚方、実は元々「しらかた」だったそうなんです。

枚方の地名の起源は、日本書紀の中にある「白肩の津」という記述からだそう。

この「白肩」とは「白潟」の当て字であり(どうやら遠浅で白波が見える土地だったようです)「しらかた」です。

いつの間にかなまって、「ひらかた」になったのですね。

江戸っ子は「ひ」が苦手

大阪人が「し」を「ひ」となまってしまうのとは逆に

江戸っ子は「ひ」を「し」となまる傾向にあったよう。

「ひびや(日比谷)」を「しびや」と発音したり、「ぜひ(是非)」を「ぜし」と言っていたとか。

土地によって苦手な音があるって面白いですね。

 

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