今のように様々な化学洗剤がない時代でも、水垢というものはありました。
そんな水垢を、おばあちゃんたちはやすりを使って上手に落としてきました。
現代では、耐水サンドペーパーという、やすりがさらに進化したものがあります。
こすっても落ちない頑固な水垢は、クエン酸と耐水サンドペーパーを使うと、すっきりきれいになりますよ。
落ちない水垢はクエン酸×耐水サンドペーパーで!
水垢は、大概のものはクエン酸で落とすことができます。
しかし、年季が入ってしまったものは、本っ当に頑固でクエン酸だけでは落とせません。
そんなどうしても落ちない水垢には、クエン酸に加えて、耐水サンドペーパーも使ってみるとよいですよ。
用意するもの
用意するのは1500番以上の耐水サンドペーパーとクエン酸スプレー。
やすりと言えば茶色いイメージですが、耐水のものはグレーです。
耐水サンドペーパーは必ず1500番以上のものを使ってください。
サンドペーパーは、番号が若いものほど、目が粗くなります。
どんなに粗くても1000番以上のものを使いましょう。
目が粗いものを使うと、きれいにしたい対象物自体に傷を付けてしまう可能性があります。
クエン酸スプレーは、水100mlに対し、クエン酸小さじ1杯を溶かしたクエン酸水を、スプレーボトルに入れたものです。
こちらを準備しておきましょう。
水垢をクエン酸と耐水サンドペーパーで落とす方法
準備ができたら、早速水垢を落としてみましょう。
①耐水サンドペーパーで軽くこする
耐水サンドペーパーは水で濡らし、水垢が付いているところを軽くこすります。
水垢の表面をけずるようにあくまで軽くこすることがポイントです。
特にトイレやバスタブなど素材がホーロー製のものや、シンクなどのステンレスは、
あまり強くこすりすぎると表面のコーティングに傷がつき、逆に汚れやすくなることがあります。
絶対に強くこすらないようにしましょう。
②クエン酸をかけて、スポンジ等でこする
水垢の表面を少し剥がしたら、クエン酸をスプレーをかけ、素材を傷つけないよう、軟らかいスポンジなどでこすります。
これで楽に水垢は取れるはずです。
ちなみにクエン酸を使っての水垢の落とし方については下記の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
料理屋さんで調理中は頑固一徹風の大将が、帰り際に愛想よく送り出してくれたとき、妙に嬉しくて、その店の株価が急上昇。ストップ高に達し、リピートまで誓ってしまうのは大将の策略でしょうか。いかんせん素敵です。 そんな大将と違って、頑固なのに[…]
水垢を耐水サンドペーパーで落とす際の注意点
耐水サンドペーパーを使えば、ほとんどの水垢はきれいに落とせますが、
適当にしてしまうと素材を傷つけてしまうことがあります。
素材に傷をつけてしまうと、そこから汚れやすくなりますので、できる限り傷はつけないよう
以下の注意点をしっかり守って、掃除するようにしましょう。
必ず極細目の耐水サンドペーパーを使う
用意するもののところでも、お伝えしたとおり、
使用する耐水サンドペーパーは、必ず極細目のものにしてください。
どんなに粗くても1000番以上のものを
洗面台やトイレなど、陶器製で傷つきやすい素材の場合は3000番以上のものを使用してもよいでしょう。
目が細かくなるほど、こすり落とすのに時間はかかりますが、素材を傷つけにくくなるはずです。
まずは目立たない箇所で試す
耐水サンドペーパーを使ってこする際、いきなり目立つ部分から始めてしまうと
万が一、傷が付いてしまっては最悪です。
まずは目立たない箇所から試し、傷が付かないかどうか確認の上、進めた方がよいでしょう。
表面の水垢だけを剥がすように軽くこする
耐水サンドペーパーは、力いっぱいゴシゴシこすらないようにしましょう。
あまり力を入れてこすると、素材まで傷つく恐れがあります。
表面に付いた水垢だけを剥がすよう、軽くこするよう心がけましょう。