日傘は晴雨兼用のタイプが多いこともあり、突然、雨が降ってきたときなどに重宝します。
しかし、気になるのは、ぬれてもUVカット効果は落ちないのかどうか。
結論からいうと、日傘のUVカット効果は、雨などでぬれても落ちません。
ただし、モノによっては経年劣化によってUVカット効果が失われていくので、注意しましょう。
UVカットの日傘は濡れても効果は変わらない
紫外線対策のために、『UVカット』をうたった日傘を選ぶ人も多いでしょう。
雨にぬれると、UVカット効果が薄れるのでは?と心配になる人もいるかもしれませんが
水にぬれたところで、特に問題はありません。
また、一口にUVカット効果のある日傘といっても、
UVカット加工されたものなのか、UVカット素材の使われたものの二種類があります。
これらは主に耐久性が異なり、UVカット効果を発揮できる年数が違いますが、
どちらのタイプの日傘であってもぬれたところでUVカット効果は変わりません。
まずはご安心くださいね。
UVカット加工とUVカット素材の日傘の効果の違い
それではUVカット加工と、UVカット素材の日傘では何が違うのでしょうか。
UVカット加工の日傘は経年劣化で効果が落ちる
UVカット加工とは、普通の生地に、UVカット効果のある薬品をコーティングしたもののこと。
生地の上から塗っているだけなので、コーティングがはがれてしまえば、UVカット効果はなくなってしまいます。
そういわれると、雨などでぬれるとはがれてしまうのでは?と心配になるかもしれませんが
雨でぬれたくらいでははがれないのでご安心ください。
UVカット加工がはがれてしまう原因は、主に経年劣化。
何年も同じ日傘を使っていると、太陽光線による劣化や、摩擦などによる刺激によって、コーティングがはがれてしまいます。
UV加工された日傘の寿命は2~3年といわれています。
UV加工タイプを選ぶなら、日傘は消耗品と捉えて、数年おきに買い替えた方がよいでしょう。
UVカット素材の日傘なら経年劣化もしない!
一方、UVカット素材の日傘は、
生地の繊維にUVカット効果のある物質が練り込まれています。
繊維自体に練り込まれているので、水でぬれたところで落ちませんし、長年使用しても剥がれ落ちてしまうことはありません。
生地がよほど傷まない限り、半永久的にUVカット効果が期待できるのですね。
UVカット素材を使用した日傘は、UVカット加工されたものよりも、少々値が張ることが多いですが
長く使えることを思うと、結局お得といえるでしょう。
UVカット効果のない日傘もぬれても変わらない
いうまでもありませんが、UVカット効果のない日傘は、ぬれたところで何も変わりません(笑)。
表面に薬品をぬられているわけでもないので、落ちるものもありませんからね。
ちなみにUVカット効果をうたっていない日傘で紫外線対策をしたい場合は色が重要!
黒色が最も紫外線を吸収してくれるのでおすすめです。
素材はポリエステルなら、さらに効果的でしょう。
また、反射光による日焼け対策のためにも、内側の色も大事。
内側も黒色が効果的です。
日傘の色については下記の記事でまとめましたので、ご興味のある方はこちらもぜひご覧ください。
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ぬれた日傘はサビや変色が心配!陰干しをしてケア
日傘はぬれてもUVカット効果は変わらないとはいえ、
やはりぬれたまま放っておくのはよくありません。
骨がサビたり、生地が変色したりする可能性があります。
タオルなどで、日傘に付いた水分を軽くふき取った上で、陰干しをして乾かしましょう。
また、汚れなどが気になる場合は、自宅でクリーニングすることもできます。
日傘の手入れ方法は下記の記事で紹介しています。
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