どうせ日傘をさすなら、きちんと効果があるものがいい!
外側の色は何色のものを選べばいいんだろう?
このようにお悩みの人もいるでしょう。
日傘の色は、紫外線対策を重視するなら黒、熱さ対策なら白色がおすすめです。
でも実はUVカット加工されたものなら、何色でもよかったりもするんです。
この記事では、選ぶべき日傘の色についてご紹介します。
目次
紫外線対策重視なら日傘の外側の色は黒!
絶対に日焼けしたくない!紫外線を浴びたくない!というなら黒色が最もおすすめです。
ただし、暑かったり、暑苦しく見えたりするのはデメリットかも。
紫外線防止ランキングなら黒がNo1
さまざまな色の中で、紫外線対策として最も有効な色はやはり黒!
あの日用品、医薬品メーカーLIONが行った実験結果である「日傘の色別UV防止効果」においても
白・黄・ピンク・緑・黒の日傘のうち、UV防止効果が最も高かったのは黒色であったことが発表されています。
ちなみにこの実験によると、2位は黄、3位は緑、4位が白、5位はピンクという結果だったそうです。
参考ページ:ウェザーニュース 「全5色で検証 紫外線カット効果が高い日傘の色とは?」
黒い日傘のデメリット
紫外線対策としては優秀な黒色の日傘ですが、デメリットもあります。
それは暑いこと。また、他人から見て暑苦しく見えること。です。
暑いことについては、実は私も黒い日傘を使っていますが、
白色を使っていたときと比べて、そこまで暑いかなぁ…?という印象です。
まあ私が住む大阪の夏はめちゃくちゃ暑いですから、ちょっと日傘の中が暑いくらい気にならないのかもしれませんが…
見た目に暑いことについては、まぁたしかに夏場は涼やかな色の方が良いに決まってますが、
紫外線を思うと…ねぇ…他人の印象なんてかまってられないといいますか…ねぇ…
それに夏の黒も捉えようによっては、落ち着いて大人っぽく見えていいかもですよ!
暑苦しく見える黒が嫌ならネイビーも◎
紫外線対策はしっかりしたい!でも、夏だし暑苦しく見えるのは嫌!というならネイビーの日傘を選ぶのもよいでしょう。
黒よりはいくらか涼しそうに見えますし、
紺色は黒色に次いで紫外線対策として有効ともいわれています。
ベーシックな色味なので、ファッションともあわせやすいでしょう。
暑さ対策重視ながら日傘の外側の色は白!
紫外線も気になるけど、暑さをどうにかしたいから日傘をさそうと思っている人には白色の日傘がおすすめです。
照り返し対策のためにも、外側は白色でも内側は黒いものがベストでしょう。
白色は太陽光を反射するので涼しい
黒色が太陽光線を吸収してしまうのに対し、白色は太陽光線を反射します。
白は、すべての色を反射する色であるため、太陽光線に含まれるさまざまな色の光もすべて反射できるのです。
光を取り込まず、反射するので日傘の内側も暑くなりません。
照り返し対策のために内側は黒のものがおすすめ
紫外線も多少気になるなら、外側は白いものであっても、内側は黒いものがおすすめです。
光を反射する白い日傘なら、上から注いでくる太陽光線は対策できますが、
地面や壁から照り返してくる光があることを忘れてはいけません。
気象庁が発表しているデータによると、アスファルトの照り返しは10%、砂浜の場合は10~25%もあるそうです。
(参考:気象庁「地表面の反射と紫外線」)
照り返してくる光にも、もちろん紫外線は含まれます。
内側が白い日傘なら、自分の顔に直撃してしまいますが、
内側が黒色なら、この照り返している光を吸収できます。
照り返し対策のためにも、内側は黒い日傘を使った方がよいのです。
白い日傘のデメリット
白い日傘にもデメリットはあります。
それは、光を反射する性質によって、周囲の人がいつもよりまぶしい思いをしてしまう可能性があること。
中には白い日傘は迷惑だと感じる人もいるようです。
人が比較的多く集まったり、人との距離が近いような場所では周囲に配慮した方がよいでしょう。
人が密集するような場所などでさすのはマナー違反でもあるので、別の日焼け対策をするのが無難かもしれませんね。
日傘をさす際のマナーについては、下記の記事でも紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
こんなときに日傘をさされるのはうざい!守るべきマナーを紹介!
UVカット日傘なら外側の色は何色でもOK!
色だけで判断するなら、確かに紫外線対策を重視するなら黒色が、暑さ対策なら白色がおすすめであることに間違いはないのですが、
UVカット加工されたものや、UVカット素材を使って作られた日傘なら、実は外側は何色でも紫外線対策としては問題ありません。
特に「UVカット率99%」以上の表記があるものや、裏地がコーティング加工されたものであれば、
しっかり日光を遮ってくれるので、白色や薄い色を選んでも、ばっちり紫外線対策ができるでしょう。
ただし、UVカット素材を使用したものではなく、
「UVカット加工」されたものなら、その効果には期限があるので注意が必要です。
2~3年ほどで、UVカット効果は落ちてしまいますので、買い替えた方がよいでしょう。
一方、UVカット素材が使用されたものなら、効果は持続しますので、何年でも使い続けることができます。
また、UVカット効果のある日傘については、下記の記事でも詳しくご紹介しています。
日傘はぬれてもUVカット効果は落ちない!長く使うには陰干しを
日傘についてよくある疑問とその答え
日傘を選ぶにあたって、まだまだよくわからないこともあるでしょう。
ここでは、よくある疑問とその答えを紹介します。
日傘の素材は何がいい?→ポリエステルがおすすめ!
日傘は、素材によっても紫外線予防効果が違います。
紫外線からお肌を守りたいならポリエステルがおすすめ!
紫外線カット率は、なんと約90%もあります。
逆に避けた方がよいのは、ナイロンやシルク、綿や麻などの素材です。
しかし、ナイロンや綿などでも、UV加工されたものであれば、しっかり紫外線対策できますよ。
晴雨兼用なら雨でも使える?→小雨程度のみOK!
晴雨兼用の日傘も多く売られていますね。
雨傘と日傘を1本で兼ねられるなんて、何だかお得♪と思うかもしれませんが
晴雨兼用の日傘は、小雨程度の場合しか耐えられません。
メインは日傘として使用されることを想定して作られているので
長時間大雨の中を歩くのには向きません。
晴雨兼用でも基本は日傘としての使用をメインに選びましょう。
日傘を長持ちさせるには?→お手入れが大切
せっかく買った日傘を長持ちさせるには、適度にお手入れすることが大切です。
雨に降られてぬれた場合は、しっかり乾かしたり、
たまにはUVカットスプレーを吹きかけたりすれば、より長く使えます。
UVカット加工がされたものの場合は、摩擦によってUVカット加工がはがれてしまうこともあるので
優しく扱うことも大切です。
その他日傘に関する記事
→曇りの日でも日傘はさすべき!その理由と恥ずかしい場合の対策も紹介
→日焼けしないための日傘の持ち方は【深めに&太陽に向けて】が正解!
→熱中症・紫外線対策なら日傘と帽子ではどっちがよい?|答えは両方
→日傘は夕方もさすべきか?【結論】特に真夏は日没までさすべき!
→日傘はいつまでさすべきか?理想は年中!さしにくい時期の対策も紹介
→日傘の手入れは意外に簡単!素材別・自宅クリーニング方法を紹介