傘の柄の部分がゴムや樹脂製だと、いつの間にかベタベタしていることはありませんか?
柄の部分なんて、素手で持つ部分だし、ベタベタするなんて不快すぎる!
ただでさえ憂鬱な雨の日が、さらに嫌になってしまいますね。
この記事では、そんな嫌なベタベタの解消法や予防法をご紹介します。
傘のベタベタは樹脂製品の加水分解が原因
樹脂製品の傘の柄がベタベタしてしまうのは、加水分解という化学反応が起こっているせい。
樹脂が水と反応して、分解されてしまうのですね。
湿気た環境に長くあると、この分解反応が促されてベタベタしてしまうのです。
傘のベタベタを家にあるもので解消する方法
では、ベタベタしてしまった柄の部分はどうすればよいのでしょうか?
ここでは、主に家にあるもので解消する方法をご紹介します。
除菌アルコールを使う
ここ数年のコロナ禍のせいで、除菌用アルコールを常備しているというお家も少なくないのではないでしょうか。
除菌消毒用アルコールは、傘の柄部分のベタベタ解消にも使えます。
やり方は簡単。
古布などに除菌用アルコールをしみ込ませ、傘の柄を拭くだけ。
10分もかからず、ベタベタを解消できるはずですよ。
また、ドラッグストアなどで売っている、無水エタノールも同様に使えます。
除光液を使う
女性の場合は、除光液もお家にあることが多いですよね。
除光液を使っても、傘のベタベタは解消できます。
やり方は除菌アルコールと同じ。
布などにしみ込ませて、ふき取るだけ。
除光液って、ベタベタ除去に効果を発揮するもので、
ハサミについたノリのベタベタも取れるんですよ。
下記の記事で紹介していますので、ご興味ある方は、こちらもぜひご覧ください。
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キッチンハイターを使う
キッチンハイターも傘の柄のベタベタに有効です。
使い方は、除菌アルコールなどと同じ。
古布などにキッチンハイター原液を浸み込ませて、傘の柄についたベタベタを拭き取っていきます。
ただし、キッチンハイターを使う際は、ゴム手袋をするのを忘れずに!
肌に付いてしまうと、荒れる可能性があります。
重曹を使う
ベタベタには重曹も使えますよ。
ただし、重曹は粉末を使うのではなく、水に溶かした重曹水にして使います。
重曹水は、水100mlに対し、重曹を小さじ1杯ほど溶かせば簡単にできますよ。
できれば、傘の柄を半日以上、水につけてから、
古歯ブラシに重曹水をつけて磨いていきます。
最後に水でこすりながら洗い流せば、きれいに取れるはずです。
ベビーパウダーを使う
ベタベタになった傘の柄に、ベビーパウダーをまぶす方法もあります。
ただまぶすだけでもサラサラになるので、急いでいるときは、これだけでもOKですが、
望ましいのは、
まぶしたベビーパウダーは水で洗い流し、しっかり乾燥させること。
これで、ベタベタはかなり除去できているはずです。
さらに、もう一度傘の柄の部分に、薄くベビーパウダーをつけておけば、さらにきれいになりますよ。
番外編①傘の柄を交換する
なんと傘の柄って交換できるんですね~。
そういえば昔、クルクル回して外したことがあるような。
通販なんかでも売っているもよう。
めんどくさいから柄ごと替えたい!という人は、サイズを確認の上、交換してみるのもいいかもですね。
番外編②傘の柄カバーを使う
なんと傘の柄カバーなるものもあるのですね。
探してみると、かわいいものも結構あります。
自分好みのものを見つけると、傘をかわいくアレンジできていいかも。
傘がベタベタするのを防ぐには
傘がベタベタする原因は、樹脂製品の加水分解してしまうことでした。
ということは、ベタベタを予防するためには、できるだけ水や湿気がつかないようにすればよいのです。
しっかり乾かしてからしまう
傘を使った後、しっかり乾かさずにしまっていませんか?
水分や湿気が残った状態でしまってしまうと、樹脂製品の加水分解が起こりやすくなってしまいます。
傘は十分に乾かしてからしまうようにしましょう。
傘の乾かし方については下記の記事で紹介しています。こちらもぜひご参照ください。
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また、傘を十分に乾燥せずにしまうと、悪臭の原因にもなります。
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風通しのよい場所で保管する
傘本体の水分をしっかり飛ばしたとしても、湿気の多い場所で保管していれば
空気中の水分が傘の柄に付いて、加水分解が起こってしまうこともあります。
乾かした傘は、風通しがよく、湿気がこもりにくい場所で保管するようにしましょう。
保管場所に除湿剤を一緒に入れておくのも有効です。