せっかく買ってきた切り花。
どうせなら長く楽しみたいですよね。
お花を長持ちさせる方法はとっても簡単。
切り花を入れるお水に小さじ1~2杯のお砂糖を溶かし、さらに10円玉を2~3枚沈めておくとよいのです。
お花が長持ちすればするほど、癒される時間も長くなる!ぜひ実践してみましょう。
切り花を長持ちさせるコツ|水と切り方と砂糖が大切
切り花が長持ちするのに大切なのはお水と栄養分。
最初のひと手間で随分違います。
切り花を長持ちさせるコツ①花瓶に水をたっぷりと
切り花を買ってきたら、花瓶には水をたっぷりと入れましょう。
水はお花が吸い上げる以外にも、蒸発して減ってしまいます。
切り花を長持ちさせるコツ②茎は水切り
そして花瓶に活ける前に、お水の中で茎を切りそろえる「水切り」をすること。
水の中で切ることで、茎に空気が入らないので水の吸い上げがよくなります。
このとき茎は斜めに切りましょう。
斜めに切ることで、茎の断面積が広くなり、お水もたくさん入るのです。
切り花を長持ちさせるコツ③砂糖を小さじ1~2杯
次に栄養分。
水1リットル対して砂糖を小さじ1~2杯の目安でお水に砂糖を溶かします。
一輪挿しでもなく、大きくもない、普通の大きさの花瓶だと、容量が1リットル弱であることが多いので、砂糖はこの量で問題ないと思います。
ここまでできたら、いよいよお花を活けましょう。
ちなみに、砂糖を使おうと容器を開けたら、ガチガチに固まっていた!というときは、食パンを使って簡単に解消できます。
砂糖をさらさらに戻す方法については、下記の記事をご参照ください。
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切り花を長持ちさせるのになぜ砂糖を入れるとよいのか
なぜ砂糖?塩じゃだめなの?
理科の授業を思い出してください。
植物は光合成をして生きていました。
光、二酸化炭素と根から取り込んだ養分で酸素と糖を作り出すのが光合成。
自分で作った糖を自分のエネルギーにして植物は生きているのでした。
切られた花は、日光の弱い部屋に置かれ、土から養分を取り込むこともできず、光合成を十分にすることができません。
生きていくために必要な糖を作ることができないので、弱るのも早いのです。
砂糖を水に溶かして与えることで、本来は光合成をして自分で作り出す糖分を補充できるのです。
切り花を長持ちさせるために砂糖を入れるときの注意点
上記のような理由で、切り花を活けるお水に砂糖を入れることは確かに有効なのですが、砂糖は同時に水の中にいるバクテリアの栄養にもなります。
バクテリアが繁殖すると、花がダメになるのも早まってしまいます。
せっかく延命のために砂糖を入れたのにこれじゃ意味がありませんよね。
バクテリア対策には、下で紹介する方法が簡単で有効です。
切り花を長持ちさせるには砂糖と一緒に十円玉を沈めておく
切り花を長持ちさせるには、バクテリア対策のためにも毎日お水を変えてあげるのも重要。
でも、たまにしかお花を飾らないとついつい忘れがちに…
そんなとき頼りになるのが10円玉です。
砂糖と一緒に10円玉を2~3枚で切り花は長持ち
こんな感じで沈めておきます。
花瓶の中に沈める10円玉は2~3枚でOKです。
砂糖と一緒に10円玉を入れておくと切り花が長持ちする理由
お花を活けたお水はそのままにしておくと、バクテリアが発生し、水が汚れてきます。
その水をお花が吸い込んでしまうと、水を通す管(道管)にバクテリアが侵入し、内部の組織がこわされてしまい、管が詰まってしまいます。
バクテリアの発生を防ぐためにも、本当は水を毎日変え、さらに毎日水切りをするのが一番お花には優しいですが、
10円玉を2~3枚、花瓶の中に沈めておくことで銅の殺菌作用により、お水をきれいな状態に保つことができます。
日本銅センターによると、銅の殺菌作用はO-157やノロウィルスなどについても発揮されることがわかっているそう。
銅の殺菌力はなかなか強力なようです。
砂糖を入れると、入れないときよりもバクテリアも増えやすくなってしまうので、ますます10円玉が頼りになります。
切り花を長持ちさせるのに漂白剤はお勧めできない
10円玉と同じ理由で、切り花を活ける水にいれるとよいとされるのが漂白剤。
漂白剤を入れる場合は、1~2滴ほど入れるとよいとされていますが、お花の色があせやすくなったりしおれやすくなることがあるそうでおすすめできません。
同じ効果を期待するなら、10円玉を使った方が安全のようです。
切り花のお水に漂白剤を使うことはあまりおすすめできない理由については、下記の記事で詳しく解説しています。
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切り花を長持ちさせるのに炭酸飲料もおすすめ
炭酸飲料って実はとっても手軽な延命剤。
酸性の液体であるため、抗菌作用がありバクテリア対策もでき、糖分も含まれているので栄養だってあるんです。
しかも炭酸飲料に含まれる糖分は、砂糖よりも分子の細かい果糖ブドウ糖液糖。
お花が吸収しやすいので砂糖を入れるよりもお花が元気になります。
炭酸飲料を使って切り花を長持ちさせる方法については、下記の記事で詳しく紹介しています。
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