学校など、制服の場合は、夏が6月1日から、冬は10月1日からと明確に決まっていましたが
ビジネスシーンにおけるスーツの衣替え時期は
制服ほど、はっきりとは定まっていません。
春夏は3~5月、秋冬は9~11月と、気温を見ながら、ゆっくり行っていくものなのです。
ビジネスでの衣替えの時期は3~5月と9~11月
スーツの衣替えは、春夏ものには3~5月、秋冬ものには9~11月ころに行うのが一般的です。
これらの時期は、日によって気温の高低差が大きくもあるので、
その日の気温に合わせて、選ぶとよいでしょう。
ビジネスでの衣替え|春夏
春夏用のスーツへは、3~5月の間に、徐々に移行していきます。
春夏用のスーツは、綿や麻、ポリエステルなどの素材のものが多く、
ジャケットの裏地も肩周辺のみになっているなど、通気性にも優れ、
全体的に涼しく感じるように作られています。
春夏用が適する気温の目安は、日中の気温が20℃くらいです。
特に春は、気温の高低差が大きいので、その日の気温に合わせて、春夏用か秋冬用かを選んだ方がよいでしょう。
ビジネスでの衣替え|秋冬
秋冬用のスーツへは、9~11月の間に、徐々に移行していきましょう。
秋冬用のスーツは、ウールやカシミア、ポリエステルなど、保温性に優れた素材が使われています。
裏地も全体に張られており、風を通さないように作られています。
秋も日によって、気温の高低差が大きい季節です。
朝晩は冷え込んでも、日中は暖かい陽気の日もあるので、見極めが難しいところではありますが、
最高気温、最低気温を見ながら、選ぶようにしましょう。
女性の場合は、寒い朝晩用にストールを持っておくのもおすすめです。
ビジネスでの衣替えは必要か|見た目でバレるのか
スーツって、それなりに値段のするものだし、あまり何着も用意できない…
特に夏は、ジャケットを脱いでいられるし、秋冬モノでもよいのではないだろうか?
などと考える人もいるかもしれません。
夏に秋冬モノを着ていると、見た目でバレてしまい、マズイものなのでしょうか?
見た目はバレないかもしれないが着心地が問題
夏に秋冬モノのスーツを着ていても、バレないことも多いはずです。
春夏モノのスーツと秋冬モノのスーツの違いは、
主に素材と裏地の違い。
なので、遠くからでは、なかなかわかりづらいものです。(おしゃれな人なら、みっと見抜くのでしょうが…)
実際、私もイマイチわかりません。
しかし、見た目は問題ないとしても、問題は本人の着心地。
秋冬モノのスーツを着ていると、どう考えても暑いし、重いです。
いや、上は半袖シャツになるから、下だけだし…と思うかもしれませんが、
下だけでも、かなり暑いはず。
一日内勤で、冷房の中にいるなら乗り切れるかもしれませんが、
営業など外回りのお仕事なら、かなり辛いのではないでしょうか。
よって、やはり、夏は夏用のスーツを用意しておくのがおすすめです。
衣替えをしたくなければオールシーズンOKなものを
最近では、夏以外のすべての季節に対応可能なものや
オールシーズン着れるスーツも登場しています。
オールシーズン対応のものなら、
季節ごとにスーツを用意する必要がないだけでなく、
春や秋など、日によって寒暖の差が大きい季節にも対応できるので便利です。
ビジネスシーンでは特にきちんとしたい|衣替えのポイント
いくら衣替えをきちんとしたとしても
肝心のスーツがだらしないことになっていれば、ビジネスシーンにおいては、マイナスです。
衣替えの際は、きちんとスーツのケアも行いましょう。
しまう前に必ずクリーニングに出す
衣替えの際、しまう前には、必ずスーツはクリーニングに出しましょう。
見た目にはわからなくても、スーツには皮脂や汗などの汚れが付いています。
そのままにしておくと、シミになってしまうこともありますので、気を付けましょう。
クリーニング後はビニール袋ははずす
クリーニングから戻ってくる際、スーツにかけられているは必ず外しましょう。
ほこりが付きにくくなるのではないかと、そのままにしてしまう人もいるかもしれませんが、
ビニール袋をかぶせたままにしていると
通気性が悪いため、カビが生える可能性があります。
ビニール袋は、必ず外し、ほこりが気になる場合は、不織布をかぶせて対処しましょう。
クリーニング後は専用ハンガーに
クリーニング屋さんが、返却時に使用しているハンガーは、細いことが多いもの。
スーツの場合は、そのままのハンガーでつるしていると、
スーツが型崩れしてしまう可能性があります。
きれいな形を保つためにも、スーツは、幅が広めのスーツ用ハンガーにかけ直して、収納するようにしましょう。
スーツの寿命は3~4年
3~4年経ったスーツは、そろそろ処分、買い替えを検討しましょう。
長く着ていると、肘や袖部分がテカってきたり、全体的にヨレッとした感じになったりするものです。
あまりくたびれたスーツを着ていると、だらしない人に見えてしまい
ビジネスシーンにおいては、相手にマイナスの印象を与えかねません。
3~4年ほど経ち、古くなってきたスーツは、買い替えることも検討しながら、衣替えをしましょう。
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