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お中元は喪中の場合も贈ってOK!注意すべきポイントを解説

古くから日本では、死は災いをもたらす穢れの一つとされ、忌み嫌われてきました。

家族の誰かが亡くなった家は、一定期間喪に服し、他に穢れをもたらさないよう、外の世界との関わりをできるだけ絶つようにしており、今でもその考え方が残っています。

喪中の本来の意味はここにあり、当然祝い事は避けなければなりません。お正月はもちろん、結婚式も避けます。

ではお中元は?

お中元は祝い事ではないので、自分が喪中でも贈る相手が喪中でも問題ありません

ただし、贈る際に少し気を付けるべきことがあります。

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お中元は喪中でも贈ってOK!ただしのし紙と時期に注意!

相手が喪中であっても自分が喪中であってもお中元を贈るのは問題ありません。

ただし、何点か注意すべきことがあります。注意すべき点は相手が喪中の場合も自分が喪中の場合も同じです。

喪中にお中元を贈るときのマナー①のし紙に奉書紙をつけてもらう

お中元、喪中

のし紙にはお祝いの意味を表す水引が印刷されているもの。奉書紙(ほうしょし)という和紙をつけて贈るようにしましょう。

お店の人に喪中である旨を伝えれば対応してくれます。

また、のし紙はやめて、白短冊に「御中元」として贈るのもよいです。

喪中にお中元を贈るときのマナー②四十九日が明けてから贈る

お中元、喪中

お中元は祝い事ではなく、あくまで「お世話になりました」というお礼。

とはいえ、四十九日が明けてから贈るのがマナーです。

四十九日が明けるのを待っていて、時期を逃してしまった場合は、自分が喪中の場合はのしに「暑中見舞」とし、相手が喪中の場合は白短冊に「忌中御見舞い」と書き、手紙を添えて贈ります。

お中元の時期については下記の記事でも紹介していますのでご参照ください。

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喪中にお中元を贈ってもよい理由とお中元の由来

元々お中元とは祝い事ではありません。そのため、喪中であっても贈っても問題ないとされています。

お中元の由来は、中国の道教で天神を祭った上元(1月15日)、中元(7月15日)、下元(10月15日)です。

中元とは善悪を判別し、人間を許す慈悲神を祭る日でした。

その中元が、日本の先祖の霊にお供えする盂蘭盆会と結びついたのがお中元の始まりです。

それが長い年月を経て、神様や先祖へのお供え物が夏の贈り物となっていき、今の「お中元」という形になりました。

また、お中元につきものの「のし」は「のしあわび」の略です。

のしあわびとは、アワビの肉を薄くはぎ、引き伸ばして乾かしたもので、元々儀式用の肴に用いられていました。

それが永続の意を表すようになって、お祝いごとの贈答品に添えるようになり、これを紙で代用するようになったのがのし紙です。

つまり、お中元とは元々、神様や先祖を祭る日ではあるものの、祝い事ではないので、喪中の場合も贈っても問題ありませんが、お中元につけるのし紙には祝い事の意味があるため、何らかの形で避けた方が無難、ということですね。

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