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納豆と卵は食べ合わせが悪い?!絶対ダメなわけでもない理由を解説

昔、「ちびまる子ちゃん」で永沢くんと藤木くんが、朝食べた納豆のエネルギーを無駄にしたくないと言うシーンを見て、衝撃を受けました。

東の人にとって納豆ってそんなに尊いんですか…?西の人間には理解に苦しむセリフでした…

関西出身の私は、納豆は嫌いじゃないけど、あくまで「食べられます」レベル。体によいというから食べるんです。

しかし、納豆が大好きな人も、納豆は仕方なく食べる人も、せっかくの栄養を無駄にしたくない!という思いは同じはず。

納豆の栄養の吸収を邪魔するけしからんものは排除したいものです。

そんなけしからん食材が卵と言われているのですが、調べてみるとそこまで有害な存在でもなさそう。その理由を以下で解説していきます。

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納豆と卵は食べ合わせ?!ビオチンの吸収が抑制される

納豆と卵を一緒に食べない方がよいとされるのは、卵に含まれる「アビジン」に納豆の「ビオチン」の吸収を抑制する働きがあるから。

ビオチンとはビタミンBの一つで、皮膚や粘膜、爪や髪などの健康によいとされる成分です。

このビオチンとアビジンは結合しやすく、結合すると吸収されずにそのまま体から出て行ってしまうのです。

このやっかいなアビジンは、卵の中でも特に卵白に多く含まれます

そのため、納豆と卵は食べ合わせとされ、一緒に食べるなら卵黄だけにした方がよいと言われています。

納豆と卵は食べ合わせ…でもない?

先述のとおり、食べ合わせとされる納豆と卵を食べたところで、実は大して問題ではありません。

納豆と卵を食べたところでビオチン欠乏症にはならない

ビオチンは、納豆に限らず多くの食材に含まれています。特に多く含む代表的な食材はレバーや卵黄です。

18歳以上の目安量が1日50㎍であるのに対し、鶏レバーの焼き鳥串2本(60g)で139.4㎍、卵黄1個分(16g)中に10.4g含まれています。

他に多いのは、ナッツ類や豆類、キノコ類。糸引き納豆1パック(45g)だと、含まれるビオチンの量は8.2㎍です。

穀物や野菜、果物にも少量ではありますが含まれていて、普通の食生活をしていると意識しなくてもとっているものなのです。

そして、なんと人間の体内には、ビオチンを作ってくれる腸内細菌がいます。

そのため、よほど偏った食生活をしない限り、ビオチンの欠乏症になるのはまれなこと。

アビジンによるビオチンの吸収阻害も、卵白を加熱すれば起こりません。

アビジンの吸収阻害によるビオチン欠乏症が心配されるのは、生卵白を多量に長期間にわたって摂取した場合くらい。

納豆に生卵を1つ入れて食べたくらいは、大したことがないのです。

納豆と卵が食べ合わせ説はどこから来たか

そして、元々、納豆と卵が食べ合わせが悪いという説は、納豆に含まれるビオチンを丸ごと取り入れたければ、白身を除けばよいという話から始まったよう。

でも、先述のとおり、そこまで神経質にならなければならないほど、ビオチンが不足している人はまれです。

それに卵黄と納豆を一緒に食べれば、ビオチンの量は一日の目安量の4割近くにもなる計算になります。

ますます納豆と卵は問題ないことになりますね。

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納豆と食べ合わせがよい食材はキムチとねぎ

逆に納豆と特に食べ合わせがよいとされるのは、キムチとねぎ。

キムチがよいとされるのは、納豆に含まれるオリゴ糖をエサにして、キムチの乳酸菌がより働いてくれるから。

ねぎがよいとされるのは、ねぎに含まれる成分に、納豆に含まれるビタミンB1の吸収をよくしてくれる働きがあるからです。

同じ納豆を食べるならこれらと一緒に食べればより効率的に栄養をとれるるわけですね。

そして、なんと砂糖をプラスするとネバネバが増し、栄養価が高まってよいのだとか。

これについては以下の記事で詳しく解説しています。ご興味ある方はぜひご参照の上、試してみてください。

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後から、その先輩自ら進んでやったと聞き、さらに動揺しました。

普段からやっていたのか、その場のノリなのか真相は不明ですが、クセになってビオチン不足になっていないことを願います。

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