レシピを見ながらおいしい煮物を作ろうとしたところ、「落し蓋」と書いてある!そんなの家にないし!
レシピに書いてあるものは全てそろっていないと不安になるのが料理初心者ですが、
落し蓋は持っていなくても大丈夫です!落とし蓋はアルミホイルで1分かからず作れます。
さらに、使い方によっては、穴が開いてしまう理由も解説します。
アルミホイルを使った落とし蓋|折り紙感覚で穴を開ける
落とし蓋はアルミホイルを使えば簡単に作れます。
アルミホイルを使った落とし蓋の作り方の動画
動画でみたい方はこちらをどうぞ。
アルミホイルを使った落とし蓋の作り方①アルミホイルを半分に折る
まずは、鍋の大きさにあわせてアルミホイルを切ったら半分に折ります。大きさは大体でOKです。
アルミホイルを使った落とし蓋の作り方②さらに半分に折る
さらに半分に折ります。
アルミホイルを使った落とし蓋の作り方③もう一度半分に折る
さらにもう一回半分に折ります。
アルミホイルを使った落とし蓋の作り方④先端部分と外側部分を丸く切る
紙の折り目が集まっていて一番分厚くなっている先端の角(びらびらしていないところ)と、外側を丸く切ります。
完成です!もうちょっと大胆に外側を丸く切ったらよかったですね…
でも鍋には収まったから大丈夫です!簡単です!
アルミホイル製落とし蓋の注意点|穴が開く理由
ネットを検索していると、アルミホイルで落とし蓋を作って使用したところ、自分でハサミで切って作った穴以外に、アルミホイルが溶けて穴ができてしまったと心配する声がありました。
アルミホイルは少々人体に入ったところで、影響はないようですが、できれば溶けないようにしたいものですね。
アルミホイルで落とし蓋を作るときの注意点
三菱アルミニウム㈱の「三菱ホイル」の「取り扱い上の注意」には次のような記載があります。
イ.梅干し、みそ、しょうゆ等の酸分や塩分の強い食品を長時間包
装しておきますと、変色したり、浸食されて穴があくことがあります。 (条件によっては短時間で空くこともあります。)
ハ.湿気の多い場所や湯気の当たる場所で保管すると、変色することがあります。
二.鉄やステンレス製鍋でホイルを落し蓋に使用しますと、短時間でも穴があくことがあります。 三菱アルミニウム㈱「三菱ホイル」「取り扱い上の注意」より
①鍋の材質が鉄やステンレス製の場合、
②煮物の材料に梅干しや酢など酸性の食品やみそやしょうゆなどの塩分の強い食品を入れるときは、
あまり長時間アルミホイルで作った落とし蓋はしない方がよい、ということですね。
アルミホイル製の落とし蓋に穴が開く理由と人体への影響
アルミホイル製の落とし蓋に穴が開く理由は、上記「取り扱い上の注意」にも記載のあるとおり、アルミホイルが浸食されてしまうことにあります。
メーカー数社に確認したところ、アルミは自然物にも含まれており、自然に摂取する量につ
もちろん食用ではないので、積極的に摂るなんてことは論外ですし、多少なら大丈夫だからと毎回毎回アルミの落とし蓋を溶かしてしまうのは問題です。
良識を持って使用しましょうね。
アルミホイル以外に落とし蓋の代わりに使えるもの
アルミホイルの他にも、落とし蓋として代用できるものがあります。
アルミホイル以外の落とし蓋①クッキングシート
クッキングシートを使う場合も、上で紹介したアルミニウムの場合と同じ手順で作ることができます。
アルミホイル以外の落とし蓋②キッチンペーパー
キッチンペーパーの場合はそのままかぶせます。アクも取れるので便利。
キッチンペーパーを使った落とし蓋については下記の記事で詳しく解説しています。
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さらにクッキングシート、キッチンペーパーなどの違いについては下記のページにて解説しております。
どれのことやら違いがわからんという方はぜひご参照ください。
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アルミホイル以外の落とし蓋③お皿
お皿をかぶせて落とし蓋代わりにすることもできます。
お皿を使う場合は、あまり重いものだと重さのあまり具がつぶれてしまう可能性があるので、軽めのものを使うようにしましょう。
アルミホイルで作る落とし蓋の役割とは
落とし蓋の役割は、①少ない煮汁で効率的に味をしみ込ませる役割、②材料が浮かび上がったり、動かないので煮崩れしにくいという役割があります。
もちろん落とし蓋がなくても煮物は作れます。
しかし、お料理初心者や煮物を作るのに苦手意識が強い方は、落とし蓋をした方が、より安定したクオリティのものができるはずです。
また、落とし蓋についての基本知識については、下記の記事で詳しく紹介しています。
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アルミホイル製ではなくちゃんとした落とし蓋が欲しいなら
安定のクオリティを求めて、いっそ落とし蓋を買うわ!という場合、落とし蓋の素材には木製のもの、ステンレス製のもの、シリコン製のものがあります。
アルミホイル製でなくちゃんとした落とし蓋が欲しい①木製
木製のものは昔ながらのもので、レトロな素敵なルックスです。
何となく、これを使うとおいしくできそうな気持になりますね。
ただし、煮物の臭いや味が木の繊維に浸みこんでしまいますので、落とし蓋を水で湿らせてから使うことが大切です。
アルミホイル製でなくちゃんとした落とし蓋が欲しい②ステンレス製
ステンレス製のものはじゃばら式で、鍋のサイズに合わせて調節できるものが多く、便利です。
ただし熱くなるので、落とし蓋を取るときはやけどしないように気を付けましょう。
アルミホイル製でなくちゃんとした落とし蓋が欲しい③シリコン製
薄くてかさばらないので、収納に便利なのがシリコン製です。
軽くて食材へのあたりが柔らかいので、食材がつぶれる心配もありません。
ただし、出汁や食材が色移りしやすく、汚れやすいのがデメリットといえます。
どんな落とし蓋を使うにせよ、おいしい煮物を作るべく、料理の腕も上げていきたいものですね…
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