パスタをゆでようと思ったら、結構大きなお鍋が必要です。
パスタ用の鍋が一番良いのでしょうけれど、あんな大きなお鍋を買おうものなら、収納が困る!
結局、お家にある適当な鍋やフライパンでゆでているという人も多いのではないでしょうか。
しかし、普通の鍋やフライパンでゆでるには、パスタ、特にスパゲッティは長すぎる!
そこで半分に折ってゆでているという人もいるでしょう。
しかししかし、この半分に折る作業というのが意外に難しく、飛び散る!
この記事では、パスタを半分に折る場合の飛び散り予防策や、半分に折った場合のゆで時間などを解説します。
目次
パスタは半分どころかバキバキに折れる
実はパスタを半分に折るってムズカシイ…
キレイに半分に折れることはなく、バキバキに細かく折れてしまうんですよね。
パスタをキレイに半分に折る方法は、なんとあのマサチューセッツ工科大学で真面目に研究され
その結果を発表した論文が2006年のイグノーベル賞を受賞しています。
マサチューセッツ工科大学の研究結果によると
パスタをきれいに半分に折るには、
270度以上ねじってから折る必要があるそう。
…無理ですね。
参照記事:スパゲッティを完璧に「2つに折る」方法、MITの研究者が発見
パスタを半分に折るとき飛び散るのを防ぐには
ということで、きれいに半分に折ることは難しい。
パスタを折るなら、細かく割れて飛び散るのは、もはやどうしようもないこととして
飛び散るのを防ぐ方法を考えてみましょう。
鍋に向けて折る
パスタを折るときに、これからパスタをゆでる鍋に向けて折れば
たとえ細かく折れて飛び散ったとしても、大体鍋の中に落下するはずです。
さらに勢いを抑えながら折れば、そこまで遠くに飛ぶこともないでしょうし
ある程度解決するのではないでしょうか。
袋の中で折る
パスタの入っていた袋の中で折れば、細かく折れても、すべて袋内で収まり、飛び散りません。
しかし、新しく開けたばかりで、まだまだ中身が残っている場合は、ちょっとやりづらいですね。
折れたパスタだけを取り出すのも大変そうなので
この方法が使えるのは、その袋の残りをすべて使い切る際に限られるのもつらいところ。
パスタを折るために袋を捨てずに取っておいてもよいかもしれませんね。
折らずに少しずつ入れてゆでる
パスタって、お湯に入れるとすぐに柔らかくなるものです。
そのため、いきなり全体が浸からなくても、少しずつパスタを沈めていけばパスタを折らなくても、うまくゆでられます。
実は、うちもこの方法で、毎回パスタをゆでています。
ただし、パスタに対して鍋が小さい分、パスタ同士がくっつきやすいでしょう。
パスタがすべて浸かり切ってから、しばらくの間(3分くらい)は、よくかきまぜながらゆでるのがおすすめです。
パスタのくっつき防止については、下記の記事で詳しく紹介していますので
こちらもよければご参照ください。
パスタがくっつくのを防ぐには|お弁当に入れるときのコツも紹介
半分に折った場合のパスタのゆで時間は?
パスタは、半分に折った場合でも、袋の表示どおりの時間ゆでましょう。
パスタのゆで時間を左右するのは、麺の太さです。
半分に折ると、長さは変わりますが、太さは変わりません。
そのため、ゆで時間も通常と変わらない時間分、必要なのです。
イタリア人はパスタを半分に折ると本気で怒るらしい
イタリア人にとって、パスタを半分に折るなんて言語道断。
けしからん行為だそうで、
日本で制作されたアニメの中でパスタを半分に折るシーンを見た際には、
SNS上でめちゃくちゃに非難されたそう。
しかし、一体なぜ…理由を調べてみました。
半分に折られたパスタは子どもにしか出されない
イタリアでは、半分に折ったパスタは子ども用。
まだフォークに、パスタを上手く巻きつけられない子どもも
半分なら、巻き付けて食べることができるためです。
つまり、パスタを半分に折るという行為は、子どものためのみ許される行為なのです。
ちなみに、イタリアでは、パスタのときにスプーンを使うのも子どもだけ。
パスタを食べるのにスプーンを使うことの是非については、下記のページで紹介しています。
こちらもぜひご覧ください。
理由は説明できなくともダメなものはダメ!
半分に折られたパスタは、イタリアでは子ども用と認識されていることはわかりました。
しかし、それ以外に風味が落ちるとか、パスタがまずくなる、とか
パスタの味に関わるような重大な理由はないもよう。
それでも、たとえ、「鍋に入りきらないから半分に折る」という、
我々からすると合理的な理由を述べたとしても、彼らは受け入れてくれません。
そういう問題じゃないんだヨ!
ダメなものはダメ!
何があろうとパスタは半分に折って食べるようなものじゃないんだ!!
パスタを半分に折ってしまった人々は、とにかく、イタリア人に怒られるのです。
これはもはや、理屈を超えた問題なのでしょうね。
人が嫌がることはしないことです。
パスタは、絶対にイタリア人の前では半分には折らないこと。
そう心に留めておきましょう。
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