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七夕の準備や祭り方|前日・当日・翌日にやることをそれぞれ紹介

七夕とはお願いごとをする日です。

大人も子どももどんなお願いごとをしてもよいのです。

そんなすてきな日、七夕にやることとは、前日に飾りつけ、当日に行事食を食べて、七夕お祭り気分を味わう、翌日に飾りを処分というのが大きな流れです。

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七夕とは|そもそも何のためにやるのか

七夕、やること

七夕とは元々日本では宮中行事の一つであり、旧暦の7月7日の夜に、裁縫や芸事の上達を願って行われるお祭りごとでした。

そこから、どんどん広がって、農作物の豊作を願われるようになり、

完全に庶民にも浸透した江戸時代には習字や習い事の上達なども願われ、現代では願い事なら何でもアリになっています。

織姫・彦星伝説から、良縁祈願によいとする人もいるようですね。

現在では、年に一度、自分の願い事を天に向かって宣言するための日となっています。

日本における七夕の成り立ちなどについて、詳しくは下記の記事で紹介していますので、ご興味ある方はぜひご参照ください。

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タイミング別・七夕にやること

七夕のお祭りのためにやることは、何気にたくさんあります。

準備から後片付けまで、一仕事かもしれませんが、せっかくのお祭りですので、楽しくやりましょう。

七夕前日にやること|飾りつけ

七夕、やること

七夕の前日である7月6日にやることは、飾りつけです。

最近はもっと早くから準備をすることがほとんどですが、本来は前日に行っていました。

笹に色紙で作ったさまざまな飾りや、願い事を書いた短冊をつるしていきます。

七夕の飾りつけ①短冊

他の飾りつけはさておき、七夕の飾りつけにおいて、最も大切なのが短冊です。

笹に短冊さえつるしてあれば、後の飾りは何でもよいのだとか。

短冊の色は決まっていて、青・赤・黄・白・紫の5色です。

この色は、五行説に由来しています。

七夕の飾りつけ②笹の飾りつけ

七夕の飾りつけにはいくつかのものがあります。ここでは、代表的な飾りつけをご紹介しますが。

七夕、やること

①吹き流し

風に吹かれると、ひらひらきれいになびくのが吹き流し。

織姫の糸を表し、青・赤・黄・白・紫の5色が使われてきました。

機織りの上達を願う意味がこめられています。

今では、カラフルな色使いにして、かわいく作るのもよいですね。

②網飾り

折り紙に切り込みを入れて、まさに網のような形を作るのが一般的です。

引っ張るとびよーんと弾力があって、ちょっと楽しい。

こちらは魚を取るときの網を意味していて、豊漁を願って飾られてきました。

幸せをたぐりよせるという意味もあるそうです。

③紙衣(かみこ)

折り紙などで着物の型を作ったものです。

こちらも織姫にあやかり、裁縫の上達を願って飾られてきました。

病気などの身代わりという意味もあるようです。

④巾着

こちらは財布のことで、金運アップの意味が込められています。

⑤菱飾り・和つなぎ

菱形の折り紙をくっつけて作るものです。

菱形は星を表し、菱飾りは天の川を意味します。

青・赤・黄・白・紫の5色で作ると、魔除けとしての意味もあるそうです。

和つなぎも同様です。

⑥提灯

心を明るくするという意味が込められています。

願いが叶う希望の光と言ったところでしょうか。

 

この他にもさまざまな飾りをにぎやかにつるします。

七夕当日にやること|行事食とちょっと風流な遊び

七夕当日にやることと言えば、行事食を食べること。

現代ではこれだけですが、せっかくですが、昔の人が楽しんだ遊びもやってみてはいかがでしょうか。

七夕、やること

行事食

七夕の行事食というと、本来は「索餅(さくべい)」というお菓子です。

そこから、現代ではそうめんが行事食ということになっています。

でも、実際には七夕にそうめんを食べる家庭はそこまで多くはないもよう。

星形にかたどった食材を使うことで、七夕の雰囲気を楽しむという人が多いようです。

七夕の行事食については、下記の記事で、詳しく紹介しています。

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昔の風流な遊び

また、昔の人は、七夕の夜には何とも風流な遊びをしていたそうです。

その遊びとは、水を張ったたらいや桶に、星を水面に映し、

風などで水面が揺れて星同士が近づくのを、織姫と彦星の再会と見て楽しむというものでした。

私がこの話を見つけた書籍には、いつの時代の遊びかは書かれていませんが、きっと平安貴族たちの遊びでしょうね。

たまにはこういう遊びも、自然を楽しむことができてよいかもしれません。

また、7月7日当日や、旧暦の七夕当日にやっていることはあまりないかもしれませんが、七夕まつりに行ってみるのもよい楽しいですね。

特に8月に行われる七夕まつりについて、下記の記事で紹介していますので、おでかけの際の参考にしてみてください。

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七夕翌日にやること|七夕送り

七夕、やること

本来なら、七夕の翌日には「七夕送り」と言って、川に飾りつけをした笹を流すことをもって、七夕は終了していました。

私の幼いころも、そのようにやった記憶があるのですが、

現在では、残念ながら環境的な問題から、七夕送りは一部の地域で、行事として行われる場合を除き、禁止になっています。

では、笹はどうすればよいのでしょう。

現在では、飾りつけをした笹の処分方法としては、2つの処分方法があります。

一つは、笹のお焚き上げを行っている神社に持って行って、お焚き上げをしてもらう、

もう一つは地域のごみ分別に従って、ごみとして処分する方法です。

せっかく、子どもと一緒に作ったものをすぐに処分するのは、抵抗があるという人は、笹を写真に収めておいたり、短冊だけは取っておいて、年月日を記入の上、アルバムなどに保存して置いたりといったことをしてもよいかもしれません。

 

★執筆後記★

そういえば、幼稚園で初めて七夕行事に参加したとき、当時からおばあちゃん大好きっ子だった私は、願い事に「おじいちゃんとおばあちゃんが長生きしますように」と書きました。

それを見たおばあちゃんが、泣いて喜んでくれたことを覚えています。

そんな幼いころの私の願いは、叶っていて、おばあちゃんはもうすぐ90歳を迎えますが、今もなお元気に健在しています。

やはり純粋な願いは届くし、叶うのですね。

何せ、ちょっと年を取った頃の、「大金持ちになれますように」とか言ったよこしまな気持ちの入った願い事はかなってませんから。

七夕の願い事は純粋に。

これ大事です。

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