お寿司って食べやすいようで、知らないとできないマナーって案外ある食べ物です。
この記事では、お寿司屋デートでお相手に幻滅されない、お寿司マナーを解説しています。
お寿司屋デートの前に確認しておきたいマナー
意外に知らないことも多いお寿司のマナー。
ここではお寿司屋デートを楽しむために知っておきたいマナー9つを紹介します。
お寿司マナー①:手で食べても箸で食べてもOK
お寿司は手で食べても箸で食べてもOKです。
ただ、お箸で食べた方がより上品に見えますので、できればお箸で食べるとよいです。
お箸を使ってお寿司を上手に食べる方法
お箸を使ってお寿司を上手に食べるにはコツがあります。
まず、お寿司を左に倒します。
そして、下のイラストのように倒したお寿司にお箸を並行に当て、お寿司のネタとシャリをはさむようにつかみます。
こうすると、お寿司が立った状態で挟むより、ネタが落ちる心配もなく、安心して口まで運べます。
お寿司マナー②:ゲタはカウンターから降ろさない
お寿司屋さんのカウンターに置いてあるゲタは、降ろさないこと。
ゲタは握ったお寿司が置かれるものです。降ろしてしまうと、お寿司を置いてもらうところがなくなってしまうので、降ろさないようにしましょう。
お寿司マナー③:基本は一口で食べきる
お寿司は一口で食べきることができるサイズに握られているものですので、一口で食べきるのがマナーです。
ただ、特に女性の場合、どうしても食べきれないこともあるかもしれません。
その場合は、お皿に戻さず、2~3口で食べきりましょう。
お寿司マナー④:醤油は少量つける
お寿司につける醤油は少量でOK。
つけすぎると、ネタの味がわからなくなります。
ネタの端に少量つけて口へ運ぶのが正解です。シャリ部分にお醤油がつくと、崩れやすくなります。ネタにだけちょこっとつけるようにしましょう。
また、ネタをシャリから剥がして、しょうゆをつけるのはNG!マナー的にアウトですので、やらないようにしましょう。
お寿司マナー⑤:わさびの付け方
お刺身の場合でもそうですが、わさびはネタにのせて食べること。
お醤油に溶かすのは、使い終わった後のお皿もきれいじゃないのでNGです。
お寿司マナー⑥:軍艦巻きの醤油の付け方
軍艦巻きの場合は、そのままネタにお醤油をつけようとすると、ネタが落ちてしまいます。
ガリにお醤油をつけて塗るのが正解です。
お寿司マナー⑦:手皿はしない
テレビでも芸能人がよくしているのを見かけますが、手皿をするのはお寿司でも和食でもマナーとしてはアウトです。
手皿になりそうなら、お醤油皿を手に持つようにしましょう。
お寿司マナー⑧:お箸は箸置きに
お箸は箸置きに置きましょう。
箸置きがない場合は、箸袋を箸置き代わりに使います。
醤油皿や取り皿に、箸の先端部分だけを置くのもOK。
寿司ゲタに置くのはマナー違反です。
お寿司マナー⑨:「アガリ」「おあいそ」は使わない
実は、「あがり」や「おあいそ」は元々は職人さんが使う隠語です。お客側は使うべきことばではありません。使わない方がスマートです。
「ネタ」や「シャリ」も本来は隠語だったのですが、一般に定着しているのでこちらはOKです。
番外編:回転寿司のワサビの付け方はどうすればいいのか
毎度毎度高級寿司屋にばかり行ってられません。たまには回転寿司デートもありかと。
その場合、案外みなさん、ひそかに困っているらしきが、ワサビはどうすればいいのか問題。
ファミリー層をターゲットにする回転寿司チェーン店では、ワサビがついていないことがほとんど。ワサビは別で回っています。
問題なのは、ネタに乗せて食べるというマナー通りの食べ方をしてしまうと、このワサビがつーんと辛いことです。
調べてみると、行儀が悪いのは承知で、ネタとご飯の間に塗ったり、醬油に溶かすという方も少なからずいらっしゃるもよう。
果たしてどうするのが正解なのか…色々探してみましたが、回転ずし店におけるわさびの付け方マナーは見当たりませんでした。
ここから個人的意見で恐縮なのですが、いうても回転ずしです。子供も来るお店です。がちがちにマナーを守る必要もないのでは…?と思います。
もちろん、マナーは相手を不快な思いをさせないためにあるものなので、一緒に食事をする相手にもよります。
しかし、基本的に楽しくおいしく食事ができたらOKなのではないでしょうか。
どうしても心配な場合は、相手に合わせるか、
「回転ずしのわさびって困るよねぇ」みたいなことを言って、付け方を相談するのが無難な方法なのかなーと思います。
まず回転ずしに連れて行ってマナー審査したうえで、高級寿司屋に連れて行こうか判断するとかいう人はまずいないでしょうしね。いたとしたって、ふつーに嫌です。そんな人。
食事は楽しむのが一番!
守るべきときは、しっかりマナーを守って、カジュアルにするときはカジュアルに、食事を楽しみましょう。