スーパーで「生食用わかめ」を購入したものの、このまま食べてもよいものか?
ふと不安になって調べている方もいるでしょう。
生食用わかめは、一度湯通ししたものなのでそのまま食べても大丈夫です!
ただし、水でさっと洗った方がよいでしょうね。
この記事では、生食用わかめの他、似てるようで違う生わかめやその他の種類のわかめについて解説しています。
生食用わかめはそのまま食べられる
冒頭でもお伝えしたとおり、生食用わかめはそのまま食べても大丈夫です!
生食用わかめは湯通しされている
生食用わかめとは、その名のとおりそのまま生食しても大丈夫なわかめ。
「生」なわけではなく、一度湯通しされたものなので、そのまま食べても大丈夫なのです。
水でさっと洗ってから食べるのが安心
いくらそのまま食べられるとはいえ、パックから取り出したものをそのままお皿に…というのはちょっと気になる、という方もいるかもしれませんね。
ゴミやほこりが付いているかもしれませんので、さっと水で洗った方がより安心です。
似てるけど違う!「生」わかめはそのまま食べられない
生食用わかめ、と字面が似てますが「生」わかめはそのまま食べられません。
必ず下処理をしてから食べるべきです。
生わかめはそのまま食べると危険
生わかめとは、海から採ってそのままの状態のわかめのこと。
通常見かけるわかめは緑色をしているのに対し、生わかめは褐色をしています。
旬の時期は春で、3~5月ごろに出回ります。
しかし、生わかめは湯通しされていないので、そのまま食べるのは危険です。必ず下処理をするようにしましょう。
海藻や魚などの海産物には腸炎ビブリオなどの菌が付着していることがあります。
菌が付着したわかめを食べてしまうと、激しい腹痛や37~38℃の発熱、嘔吐など食中毒の症状を起こすこともあるので注意しましょう。
生わかめの下処理方法
食中毒の原因となり得る腸炎ビブリオは、加熱調理すれば死滅します。
下処理では生わかめをしっかり加熱します。
具体的には以下の手順で下処理をおこないましょう。
- 水でしっかり洗う
- 茎と葉の部分に切り分ける
- 鍋にお湯を沸かし、茎、葉の順に入れる
- わかめが緑色に変わったら取り出す
- 流水で粗熱を取る
- 水気をしっかり切る
下処理後は冷凍保存も便利
生わかめは案外量があるもの。一度に食べきれないよ。という場合もあるでしょう。
そんなときは小分けにして冷凍保存が便利!
下処理をした生わかめをラップに包み、さらに冷凍用保存袋に入れて冷凍しておくとよいでしょう。
冷蔵保存の場合は、冷蔵庫で2~3日程度しか持ちませんが、
冷凍保存だと冷凍庫で1~2ヶ月保存可能です。
刺身わかめも生わかめ
スーパーなどでたまに「刺身わかめ」として売られているものがありますが、
これも生わかめと同じで、湯通しされていません。
必ず下処理をしてから食べるようにしましょう。
他にもある!スーパーで買えるわかめの種類
スーパーで手に入るわかめには、生食用わかめや生わかめの他にも、塩蔵わかめや乾燥わかめがあります。
それぞれどんなものかを知っておきましょう。
塩蔵わかめは湯通しして塩で保存したもの
塩蔵わかめは、既に湯通ししてありますが、保存のために塩をたくさん含ませているため、戻してから食べる必要があります。
塩蔵わかめの戻し方は次のとおりです。
- 戻したい分量をカット
- 真水につけて5分ほど戻す
- 2~3回繰り返して塩を抜く
塩蔵わかめは、塩によって水分が抜けた状態になっています。
水に浸けると、抜けた水分が戻って約3倍になりますので、戻す分量は注意しましょう。
戻した塩蔵わかめは生のわかめに近い食感を楽しめます。
あまり戻しすぎると、せっかくの食感が悪くなってしまいますので注意しましょう。
乾燥わかめは水で戻すと8~10倍に!
海辺近くに住んでいるなどしない限り、一番スーパーで購入する機会が多いのが乾燥わかめではないでしょうか。
乾燥加工され、保存性が高いのも便利です。
しっかり乾燥されているため、かなり小さくなっており、水で戻すと8~10倍の重量にまで増えるため
戻す際は分量に注意する必要があります。
乾燥わかめにはさらに種類があり、
細かく切られたカットわかめの他、
生わかめをそのまま乾燥させた素干しわかめなどがさまざまなものがあります。
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