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とうもろこしは漢字で「玉蜀黍」|由来や起源、実のなり方などを解説

  • 2021年6月28日
  • 2023年2月3日
  • 雑学
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とうもろこしを漢字で書くと「玉蜀黍」と書きます。

え?ぜんぜん、「とうもろこし」なんて読めない気がするけど??ていうか、後ろの漢字、読めません…

なんでこんな漢字になったのか?

この記事でhあ、とうもろこしの漢字の由来や別名、さらには起源など、意外と知らないとうもろこしの基本情報を解説します。

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とうもろこしの漢字と由来

やたら難しいとうもろこしの漢字。何でこんな字になったのでしょう?

ここでは、とうもろこしの由来とともに漢字の他に別名なども紹介します。

とうもろこしは漢字で「玉蜀黍」

とうもろこし、漢字

冒頭でも紹介したとおり、とうもろこしは漢字で「玉蜀黍」と書きます。

「玉」はともかく、「蜀」とは「しょく」と読み、現在の中国、四川省成都市付近のことを指します。

「黍」は「きび」。きびだんごの「きび」で、穀物のことを指します。

とうもろこしの由来と漢字の由来

とうもろこし、漢字、由来

とうもろこしとは、元々「唐もろこし」から来ています。

日本には、安土桃山時代にポルトガル人宣教師によって伝わりました。

中国から伝わった「モロコシ」という植物に似ていたため、「唐のモロコシ」と呼ぶようになり、そこから「トウモロコシ」となったそうです。

ちなみにこのときの「唐の」というのは、中国の唐ではなく、「舶来の」という意味だそう。

「ポルトガル人から伝わった、中国のモロコシに似た作物」が直接の意味といったところでしょうか。

また、とうもろこしの「とう」に「玉」という漢字をあてたのは、別名(和名)を「玉黍(たまきび)」と言ったからだとか。

とうもろこしの別名と由来

とうもろこし、漢字、別名

とうもろこしの別名には、先に挙げた「玉黍(たまきび)」の他にも、色々あります。

ポルトガル人=南蛮人から伝わったものなので「南蛮黍(なんばんきび)」とか、

「糖黍(とうきび)」ともいいます。「とうきび」は北海道や九州地方などで今でも使われているようですね。

その他にも「真黍(まきび)」「苞黍(つときび)」「糖豆(とうまめ)」「こうらい」とも呼ばれ、かなりたくさんの呼び方があるのです。

とうもろこしの起源と歴史

とうもろこしは、元々、メキシコやボリビアなど中南米付近を起源とする食べ物です。

起源がいつなのかは、明確にはわかりませんが、5500年から7500年前ではないかと言われています。

15世紀にコロンブスがアメリカに渡った際に、スペインへ持ち帰ったのことがきっかけで、世界中に広まりました。

現在では小麦、稲に次ぐ食用作物として世界中で栽培されています。

日本に伝わったのは、安土桃山時代にあたる、1579年のこと。先述のとおり、ポルトガル人の宣教師によって伝わりました。

江戸時代になると、かなりの地域に広まったようです。

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とうもろこしの受粉と実のなり方

とうもろこしは実は雄花と雌花があるんです。

とうもろこし、漢字、雄花

こちらが雄花。

黄色くて細長いのが雄しべです。

とうもろこし、漢字、雌花

そして、こちらが雌花。

雌花のひげのような部分に、雄花から出た花粉がついて、受粉し、とうもろこしの実ができます。

じつは、このひげ1本に付き、1粒の実がつくそう。

すなわち、ひげの数ととうもろこしの粒の数は同じだそうです。

さらに、とうもろこしの粒の数って必ず偶数になるんですよ。

なぜ、とうもろこしの粒の数が偶数になるのかについては、下記の記事で解説してみましたので、よろしければ、こちらも併せてご参照ください。

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