ブロッコリーは甘くて食べ応えがあるせいか、食べると太ると思っている人もいるようですね。
しかし、ブロッコリーには太る要素がありません。
むしろ、ダイエットや体作りを助けてくれる成分がたくさん含まれているのですよ。
この記事では、ブロッコリーでは太らない理由、さらに体作りにも役に立つといえる理由を紹介します。
ブロッコリーで太ることはない
ブロッコリーは低カロリー&低糖質のお野菜です。
他にも、きれいなボディラインにするのを助けてくれる栄養もたくさん含まれています。
ブロッコリーは低カロリー
太るかも…と心配な人の中には、何よりカロリーを気にする人もいるでしょう。
ブロッコリーのカロリーは、100gにつき、生の状態で33kcal、ゆでた状態で27kcalです。
100gがどれくらいの量かというと
ブロッコリーは中くらいの房だと5房程度、
大きい房だと3~4房程度です。
さらにブロッコリー1株あたりの重さは、
茎や葉が付いた状態で300~400gくらいなので、
100gというと1/4~1/3くらいですね。
いつものサラダに入れて食べるくらいなら、大したカロリーにはならないということです。
参考までに、ごはんは100gあたりで168kcal、お茶碗一杯(150g)なら240kcalです。
さらに、他の野菜のカロリーも挙げておくと、かぼちゃは49kcal、大根は18kcal、玉ねぎは37kcalです。(すべて100gあたり)
野菜のカロリーについては下記のページを参照させて頂きました。
他の野菜のカロリーも知りたいという人は、見てみてくださいね。
ブロッコリーは低糖質
緑が濃い野菜は、総じて低糖質です。
ブロッコリーももちろん低糖質な野菜。100gあたり1.5gしか含まれていません。
参考までに、白米の場合は100gあたり36.8gです。
かなり少ないことがわかりますね。
食物繊維が豊富|腸内環境改善ですっきり
ブロッコリーは食物繊維が豊富に含まれる野菜でもあります。
その含有量は100gあたり、生の場合で5.1g、ゆでたものだと4.3gです。
食物繊維の多い野菜といえば、ごぼうやさつまいもなどが代表的ですが
ごぼう(ゆで)で6.1g、さつまいも(蒸したもの)で3.8gなので、
ブロッコリーに含まれる食物繊維の量はかなり多いことがおわかりいただけるでしょう。
食物繊維が豊富に含まれるということは、腸内環境の改善によいということ。
腸内環境がよくなると、老廃物をため込むことがなくなるため、痩せやすい体になるといわれています。
また、食物繊維は炭水化物に分類されることもあり、太ることにつながるのでは…?と思う人もいるかもしれません。
しかし、食物繊維は糖質とは違い、腸で体内に吸収されるものではありません。
そのため、ほとんどエネルギーにはならず、太ることにはならないのです。
ビタミンBも豊富|糖質や脂質を分解
さらにブロッコリーがすごいのは、ビタミンBも豊富に含まれていること。
ビタミンBには色々な種類がありますが、
ブロッコリーに含まれるビタミンB1は、なんと糖質を分解してくれます。
さらに脂肪を分解してくれるビタミンB2も含まれており、
脂肪の蓄積を抑えられるため、ダイエットに向くのです。
実際、毎食ブロッコリーを取り入れる、ブロッコリーダイエットという方法もあるようですよ。
置き換えダイエットと違って、毎食ブロッコリーの入ったメニューを取り入れるだけなので、続けやすいのだとか。
カリウムも豊富でむくみにくく
ブロッコリーにはカリウムもたくさん含まれています。
カリウムは、細胞の浸透圧を調整し、体の水分量を調整してくれる成分。
適量取ることで、むくみにくくしてくれるのです。
ブロッコリーは筋力をつけたい人にもおすすめ
ブロッコリーは、ただスリムになるだけでなく、適度に筋力の付いた美ボディを目指す人にも心強い味方です。
特に筋トレしつつ、ブロッコリーも適度に摂取することで、より効率よく筋力をアップできるのです。
たんぱく質が豊富
ブロッコリーが筋トレをしている人におすすめである理由の一つは、野菜なのにたんぱく質が豊富なこと。
たんぱく質は、ご存じのとおり、骨や筋肉を作る元になります。
ブロッコリーに含まれるたんぱく質は100gあたり、生の場合で約4.3g、ゆでると約3.5gです。
絹ごし豆腐のたんぱく質が100gあたり4.9g、木綿豆腐が6.6g
他の野菜だと、トマトが0.7g、きゅうりが1.0g、キャベツが1.3gなので
かなりたんぱく質が多いことがおわかりいただけるでしょう。
ここで挙げた数字も、先ほどと同じく下記ページを参照させて頂きました。
他の食品のたんぱく質の含有量を知りたい人は、こちらをチェックしてみてください。
透析をされている方のためのレシピ投稿サイト「キッチンうみ」栄養価目安一覧表(豆類・大豆加工品)のページです。…
テストステロン(男性ホルモン)を増強
さらにブロッコリーには、筋力をつけるのに大切な、テストステロン(男性ホルモン)を増強してくれる物質、
ジインドリルメタンとI3C(インドール-3-カルビノール)も含まれています。
これは、テストステロンを増やすだけでなく、
筋力の発達を抑えたり、脂肪を蓄積しやすくしたりするエストロゲン(女性ホルモン)を抑えてくれるので
さらに効率よく筋力をアップさせられることが期待できるのです。
特に、女性の場合は、元々女性ホルモンが優位です。
筋力アップしたいなら、より積極的にブロッコリーを摂るとよいでしょう。
ブロッコリーで太ることはないが食べすぎはNG
ブロッコリーをたくさん食べても太ることはありませんが、
かといって食べ過ぎはよくありません。
ブロッコリーを食べ過ぎることによるデメリットもあるのです。
お腹を壊しやすい
ブロッコリーを食べ過ぎると、体質によってはお腹を壊すことがあります。
これは、ブロッコリーに含まれるフルクタンという糖質が原因です。
人によっては、フルクタンを腸で分解しにくく、
一度にあまり大量に食べると、消化・吸収を上手くできずにお腹を壊してしまう可能性があるのです。
おならが出やすい
先に紹介したとおり、ブロッコリーには食物繊維がたくさん含まれています。
食物繊維を大量に摂取すると、腸が活発に動くため、おならが出やすくなることがあります。
これは、さつまいもを食べ過ぎたときにおならが出やすくなるのと同じ理屈ですね。
体にとって悪いことではありませんが、大切な場面があったり、リラックスしてばかりいられないような日は、
食べる量を調整した方がよいかもしれません。
体臭がきつくなる
ブロッコリーをあまりにたくさん食べると、体臭がきつくなります。
ブロッコリーにはコリンという成分も含まれています。
ブロッコリーが消化されていく過程で、腸まで届くと
この物質が腸内細菌によってトリメチルアミンという物質に変化します。
これがあまりに体内で増えすぎると、体臭となって、魚が腐ったような臭いやアンモニア臭がすることがあるのです。
ブロッコリーの摂取量は1日に100gを目安に
積極的に摂りたいブロッコリーですが、
食べ過ぎることで被るデメリットもあるため、あまり量を過ごすのはよくありません。
1日に100g程度を目安にした方がよいでしょう。
ブロッコリーの食べ過ぎについては、下記の記事でも紹介しているので
気になる人は、こちらもぜひご覧ください。
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