じゃがいもの青い部分は食べてはいけない|安心して食べるための知識

じゃがいもの芽には毒があるというのは、よく知られるところですが

じゃがいもで気を付けるべきは、芽だけではありません。

青くなってしまった皮部分にも有毒成分が含まれています。

この記事では、青くなってしまったじゃがいもはどうすべきか、ということから

青くなる原因、さらにはじゃがいもについて他にも気を付けるべき点について紹介します。

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じゃがいもの青い部分は食べてはいけない!

保存していたじゃがいもを、久しぶりに取り出してみると青くなっていることがありますよね。

青くなったじゃがいもには、有毒成分が含まれているので注意が必要です。

じゃがいもの青い部分には毒素が含まれている

じゃがいも、青い、みどり

じゃがいもが上の写真のような色になっていたら、注意が必要です。

この青くなった皮の部分には、ソラニンやチャコニンという

じゃがいもの芽に含まれている有毒成分と同じものが多く含まれているからです。

たとえ皮が青くなっていなくても、これらの成分は多少含まれているものですが、

青くなった皮には、16~45倍近くの有毒成分が含まれており、

その含有量は100gあたり100mgほどといわれています。

体重50kgの人が食中毒症状を起こす危険性の高いソラニンやチャコニンの摂取量は50mgとされているので

100gも食べてしまうと十分危険です。

さらに150~300mg摂取してしまうと、死に至る危険もあるといわれています。

青くなってしまったじゃがいもには、十分気を付けなくてはならないのです。

参考ページ:農林水産省 「ジャガイモによる食中毒を予防するために」

じゃがいもの青い部分は取り除けば食べられる

ジャガイモ、青い、みどり

じゃがいもの皮の青くなってしまった部分は、食べてはいけませんが

それ以外の部分は食べられます。

いつもより厚めに皮をむくようにして調理するようにしましょう。

じゃがいもはどれくらい青いと危険なのか

青い部分を取り除けば食べられるといっても、やっぱり怖い…

どれくらい青いと危険なのだろう…と不安に思う人もいるでしょう。

廃棄した方がよいかどうかの基準としては

じゃがいもを切ってみて、中まで青くなっているかどうか。

切ってみて、中まで青いようならアウト!

いつもと変わらないようなら食べられます。

また、じゃがいもに含まれるソラニンやチャコニンは、加熱しても毒素は消えません。

皮はしっかりむいてから調理するようにし

中が青い場合は迷わず廃棄するようにしましょう。

なぜじゃがいもは青くなってしまうのか

ではなぜじゃがいもはいつの間にか青くなってしまうことがあるのでしょう?

これには保存の仕方が関係します。

じゃがいもの保存の仕方が問題!

じゃがいも、青い、みどり

じゃがいもは正しい方法で保存しているでしょうか?

じゃがいもは冷暗所で保存するのが基本です。

特に青くなるのを避けるためには、直接日光や蛍光灯の光が当たらない、暗いところで保存することが大切。

じゃがいもは、太陽や蛍光灯などの光が直接当たることで、青く変色してしまうためです。

また、ソラニンやチャコニンを多く含む芽が出るのを防ぐためには

りんごと保存するのが有効です。

じゃがいもの基本の保存方法や、なぜりんごを入れておくと発芽が抑えられるかについては

下記の記事で詳しく紹介しています。

こちらもぜひご覧ください。

じゃがいもについた土は洗わない!基本の保存法&よくある疑問を解説

じゃがいもの発芽はりんごと保存で抑えられる!エチレンの働きも解説

なぜじゃがいもには青くなる性質があるのか

そもそもなぜじゃがいもは、青くなって有毒成分を含むような性質になってしまったのでしょう?

これには諸説あるようですが、外敵から身を守るためといわれています。

私たちが食べるじゃがいもは、地下茎と呼ばれる茎の部分。

じゃがいもが自らが生き延びるために、栄養をため込んで肥大化した部分です。

せっかくためた栄養は自分のために使いたい!他の生き物に奪われるのは嫌だ!

ということで、他の生き物に食べられてしまわないようにするため、有毒成分を含むようになったのだとか。

じゃがいもがソラニンやチャコニンを含むのは、生き延びるための戦略なのです。(eテレ 植物に学ぶ成長戦略風・笑)

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万が一じゃがいもの青い部分を食べてしまったら

ではうっかりじゃがいもの青い部分を食べてしまったらどうしたらよいのでしょう?

万が一の場合の対処法なども知っておきましょう。

じゃがいも、青い、みどり

食中毒症状が出ることも

じゃがいもの青い部分をたくさん食べてしまうと、食中毒症状が出ることがあります。

具体的には吐き気や嘔吐、腹痛、下痢といった症状が出るでしょう。

食後30分から半日以内に、発症することが多いようです。

万が一食べてしまったらどうするか

青くなったじゃがいもを食べてしまったとしても、

一口などほんの少量の場合は、症状は出ず、大丈夫なことも多いです。

しかし、半日から一日くらいは様子を見て、少しでも様子がおかしければすぐに病院にいくようにしましょう。

青い以外にも注意すべきじゃがいものあれこれ

じゃがいもには青くなったもののほかにも、注意すべきことがいくつかあります。

小さすぎるじゃがいもは毒素が多い

じゃがいも、青い、みどり

特にじゃがいもを自家栽培している場合、小さすぎるじゃがいもには注意する必要があります。

じゃがいもの皮は、青くなっていなくてもソラニンやチャコニンが含まれています。

未熟で小さいものの場合は、これらの成分の濃度が高いことがあります。

じゃがいもを自家栽培する場合は、大きく育てて、しっかり熟してから収穫するようにしましょう。

じゃがいもの芽にも注意!

じゃがいも、青い、みどり

ご存じの人も多いかと思いますが、ソラニンやチャコニンはじゃがいもの芽にも含まれます。

絶対に食べてはいけません。

保存しているうちに、じゃがいもに芽が生えてきてしまったら、

包丁などでしっかり取り除いてから、調理するようにしましょう。

じゃがいもに芽が生えた場合については、下記の記事でまとめています。

保存していたじゃがいもに芽が生えたときの対処法|発芽予防法も紹介

皮はできるだけ剥いて食べる

じゃがいも、青い、みどり

じゃがいもは皮つきで調理してもおいしいものです。

しかし、先述のとおり、じゃがいもの皮には、たとえ青くなっていなくても、

ソラニンやチャコニンといった有毒成分が含まれています。

青くなっていないなら、摂取しても危険な症状に陥らないほどの量ではありますが

体にとってよくないものはできるだけ摂らないに越したことはありません。

じゃがいもの皮は食べないようにしましょう。

苦みやえぐみを感じたら食べない方がよい

じゃがいも、青い、みどり

じゃがいもに含まれるソラニンやチャコニンの濃度が高くなると

苦みやえぐみを感じるものです。

皮の青い部分はしっかり取り除き、中が青くなかったとしても

食べてみて苦味やえぐみを感じるなら、そのじゃがいもは食べない方がよいでしょう。

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