じゃがいもの発芽はりんごと保存で抑えられる!エチレンの働きも解説

じゃがいもを、長期間保存しておくと厄介なことが起こりがちですよね。そうです。発芽です。

じゃがいもの芽には人間にとって有害な成分(ソラニンやチャコニン)が含まれているのは有名な話。

買い置きしておきたいけれど、発芽は勘弁してほしい…

おばあちゃんたちはじゃがいもをりんごと一緒に保存して、発芽を抑えました。

本日は、じゃがいもの発芽を抑える保存法とその理由について詳しく解説してみたいと思います。

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じゃがいもの基本の保存法|りんごと保存で発芽抑制

では、じゃがいもはどうやって保存をしておくのがよいのでしょうか。

じゃがいもの保存は常温で暗所にが基本

じゃがいもは常温で保存するのが基本。できるだけ湿気の少ない風通しのよいところで保存できるとなおよいです。

ただし、気温が高い夏場は発芽しやすくなってしまいますので、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

また、日に当たっても発芽しやすく、緑化もしやすいので暗所に置きましょう

紙袋に入れたり、新聞紙でくるんで保存するとよいです。

じゃがいもはりんごと一緒に保存で発芽抑制

じゃがいもを保存するストッカーにりんごを一緒に入れておけば、じゃがいもの発芽を遅らせることができます。

りんごも状態がよければ2週間から1か月は保存できる果物ですので、ある程度の期間は入れっぱなしでも安心です。

夏場はじゃがいもとりんごをビニール袋などに一緒にいれて冷蔵庫の野菜室に入れておくとよいです。

なぜりんごと保存でじゃがいもの芽が出ないのか

ではなぜりんごと一緒に保存すればじゃがいもの目が出ないのでしょうか。

じゃがいもの発芽がりんごによって抑えられるのは、りんごから放出されているエチレンというガスによるものです。

じゃがいもの発芽を抑制するエチレンとは

エチレンとは次のような働きを持つものです。

エチレンの働き①発芽を抑制

エチレンには成長を阻害する性質があります。じゃがいもの隣にりんごを置くと芽が出にくくなるのはこの性質によるものです。

しかし、すべての植物についてこの性質を発揮するわけではなく、パイナップルは逆に花芽が出やすくなります。

エチレンの働き②熟成を促進

エチレンは果実の色づきを促したり、果実を柔らかくするといった熟成を進める性質もあります。

まだ青いバナナの隣にりんごを置けば早く食べごろになります。

キウイフルーツやマンゴーなどの隣にりんごを置いても同じ効果が期待できます。

エチレンの働き③老化を促進

エチレンには、老化を進める作用もあり、ホウレンソウやブロッコリー、キュウリ、レタスなどの隣にりんごを置いておくと、エチレンガスの影響で黄色くなってしまいます。

じゃがいもと保存で発芽抑制|その他の代表的な食べ物

りんご以外にもエチレンを放出する代表的なものに、梨、メロン、アボカドがあります。

これらの果物を保存する場合、一緒に保存する他の野菜や果物に少し注意が必要です。

思ったよりも速く熟成が進んでしまう果物や、気づくと黄色くなってしまう野菜があるかもしれません。

①発芽を抑制したり、②熟成を促進したり、③老化を促進したりと様々な性質のあるエチレン。

どの性質が作用するかは野菜や果物の種類によって様々。さらに影響を受けやすいものと、受けにくいものもあり、なかなか曲者ともいえる成分です。

今回挙げた野菜や果物は、エチレンの影響を受ける代表的なものですので、これらだけでも知っておきましょう。

また、万が一、じゃがいもに芽が出てしまっても、しっかり芽の部分をえぐり取り、皮を厚めに剥けば食べられますし、保存もできます。

しかし、できる限り発芽をさせないためにも、必ず暑くない、暗いところで保存し、さらにりんごを一緒に入れておけば安心です。

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