たまに無性に食べたくなる揚げ物。
家で揚げるのはめんどくさいし、お惣菜を買って帰って電子レンジで温め直そう。
でも、市販の揚げ物って出来上がってから時間が経っているせいか、油がギトギトで温めなおしてもおいしくない。
キッチンペーパーを使えばいいのかな?
…と思ったけど、これって火事にならないの?
大丈夫です。
キッチンペーパーは、お惣菜を温め直すくらいの短時間なら、電子レンジで使っても問題ありません。
この記事では、キッチンペーパーを電子レンジで使用するにあたって注意すべきこと、
さらには揚げ物をヘルシーに温め直すには電子レンジとトースターだとどちらが優秀かを解説します。
キッチンペーパーは電子レンジでも使える!まずは種類を確認
キッチンペーパーは種類によっては電子レンジでも使えます。
ただし、使うときは、手元のキッチンペーパーのまずは種類を確認しましょう。
電子レンジに使えるキッチンペーパーはフェルトタイプのクッキングペーパー
一口に「キッチンペーパー」といっても、実は「クッキングペーパー」と「キッチンタオル」があります。
このうち、揚げ物を温めるために電子レンジで使のは、「クッキングペーパー」の方。
「クッキングペーパー」とは、「リード」などに代表されるフェルト状になったタイプのもの。
野菜の水切りや、揚げ物の油切り、落とし蓋に出汁こしなど、お料理に幅広く活躍します。
一方、キッチンタオルとは、エンボス加工という表面がデコボコしたタイプのもののこと。
こちらは水にぬれてもやぶれにくく、キッチン周りのお掃除などに活躍しますが、特に水に濡らして電子レンジで使うと、食材にくっついてしまったりすることがあります。
クッキングペーパーとキッチンタオル、さらにはお菓子を焼くときなどに使うクッキングシートの違いについては、
下記の記事で詳しくまとめていますので、ご参照ください。
普段、揚げ物をするときに油切りに使うアレを「キッチンペーパー」と呼んでいましたが、売り場に行くと「キッチンペーパー」と売っている商品って実はほとんどありません。 「クッキングペーパー」とか「キッチンタオル」として表記されていることがほ[…]
また、イマイチよく違いがわからないという場合は、パッケージに書いてあるメーカーの注意書きをよく確認してから使うようにしましょう。
電子レンジに使えるキッチンペーパー(クッキングペーパー)
具体的にどれを買えばいいの?という人のために、ここでは電子レンジで使える各社のクッキングペーパーをご紹介します。
ライオン 「リード ヘルシークッキングペーパー」
野菜をくるんでレンジでチンすれば、温野菜ができたり、食材をくるんで、上からたれをかけてレンジでチンすれば、簡単に煮込みっぽい料理ができたりするなど、幅広く活躍するクッキングペーパー。
「ヘルシー」とうたっているだけあり、温野菜はビタミンを通常の1.5倍キープできたり、揚げ物はしっかり油切りができるなど、健康な食生活に貢献してくれます。
ユニ・チャーム 「クックアップ クッキングペーパー」
豆腐をくるんで電子レンジでチンすれば、簡単に水切りができたり、ぬらして肉まんを包んでチンすれば、蒸したてのようなほくほくの仕上がりにできるなど、おいしく調理するのに活躍します。
また、ぬれた野菜をくるんで絞ってもやぶれにくく、水に強いのもポイントです。
キッチンペーパーは商品によっては揚げ物にくっつくことも
昨今では、100円ショップなどでもキッチンペーパーを売っていますが、
揚げ物の油切りのために使うなら、あまりに安いキッチンペーパーを用いることは
おすすめできません。
商品によっては、揚げ物にくっついてしまうことがあるからです。
くっついたものを剥がすのも面倒ですし、衣がはがれてしまっては最悪です。
揚げ物の下に敷くことを想定して、キッチンペーパーを選ぶなら、
あまり安すぎるものは買わず、ある程度信頼できるメーカーのものを選ぶのがよいでしょう。
キッチンペーパーを電子レンジで使うときの注意点
キッチンペーパーは電子レンジで使うことができますが、正しく使わなければ発火する危険性があります。
以下のような点に注意の上、使うようにしましょう。
キッチンペーパーを電子レンジで使うときの注意点①長時間温めない
髪の自然発火温度は300~400℃と高いため、電子レンジで数分加熱する分には問題ありません。
しかし、長時間にわたる加熱は発火する危険があります。加熱しすぎないようにしましょう。
また、加熱中は万が一のときのために、電子レンジのそばを離れないようにしましょう。
キッチンペーパーを電子レンジで使うときの注意点②オーブン機能は使わない
加熱しすぎによる発火の危険があるため、オーブン機能や、オーブントースターでの使用はできません。
キッチンペーパーを電子レンジで使うときの注意点③庫内はきれいに
電子レンジは定期的に掃除するようにしましょう。
庫内に食品カスが残ったままになっていると、繰り返し加熱することで、炭化し、発火の原因になります。
電子レンジのお掃除には重曹水がオススメです。
以下の記事で詳しく紹介しています。
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キッチンペーパーを電子レンジで使うときの注意点④万が一発火したら
万が一発火してしまっても慌てずに対処を。
まず、扉は閉めたままにして、温めを中止するか電源プラグを抜き、火が収まるのを待ちます。
消えなければ、消化器を。
危ないなと思ったら、早めに迷わず119番しましょう。
揚げ物を温め直し|電子レンジ×キッチンペーパーVSオーブントースター
揚げ物を美味しく温め直すには、オーブントースターを使うという方法もあります。
どちらがよりおいしく、よりヘルシーに温め直せるのでしょうか。
電子レンジ×キッチンペーパーで揚げ物を温め直す
まずはキッチンペーパーを使って電子レンジで温める方法。
お皿の上にキッチンペーパーを敷いて、その上に揚げ物を乗せて、600Wで1分30秒ほど温めてみました。
余分な油がしっかり落とせたようです。
食べてみると…キッチンペーパーなしでチンしたときのような、油が回った感じはしません。
ただ、水分も飛んでしまうので、お肉が多少固くなりすぎてしまっているところは残念ですが、油はしっかり落ちてます。
オーブントースターで揚げ物を温め直す
続いてオーブントースターで温める方法です。
アルミホイルを敷いた上に食材を置いて、3~4分温めてみました。
前述のとおり、このときキッチンペーパーはNGです!
ちょっと焦げましたけど、なかなか美味しそうに温められました。
油はキッチンペーパーほど落ちてないかも…
電子レンジとキッチンペーパーのときよりも、衣がカリッとしていておいしいです。
結論:揚げ物のヘルシーさなら電子レンジ×キッチンペーパー、おいしさならオーブン
ということで、ヘルシーさを追求するなら、電子レンジ×キッチンペーパーがおすすめ。
おいしさを最優先するならオーブンがおすすめです。
でも、オーブンで温め直すにしても、何もしないよりは油は落ちているので、私としてはオーブンがおすすめかな…
しかし、何で美味しいものってハイカロリーなのでしょうね…
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