紫外線が強い季節。晴れの日はもちろん日傘はしっかりさして歩きますが、曇りの日ってどうなのか…
ちょっと疑問に思いつつも、太陽が隠れているし大丈夫だろうと紫外線対策をおろそかにしている人もいるのではないでしょうか。
しかし!曇りの日でも襲い掛かってくる紫外線はあります!
そう。油断していると曇りの日でも、日焼けしてしまうのです!
この記事では曇りの日でも日傘をさすべき理由と、
そうはいっても恥ずかしくて日傘をさしにくい場合の対策をご紹介します。
たとえ曇りでも日傘はさすべき理由
曇りの日は、太陽は隠れているけれど、紫外線は降り注いでいます。
日傘でしっかり日焼け対策をしておくべきなのです。
曇りの日でも紫外線は降り注いでいる
曇りの日って、太陽は隠れているし、暗いから紫外線対策は不要なのではないか、思いがちですが、
実は曇りの日でも、紫外線は降り注いでいます。
その量は、晴れの日の約60%。
上図はつくば市の8月の時間ごとのUVインデックスを示したグラフですが、
ピークとなる11~13時頃のUVインデックスは『非常に強い』。
曇りの日だと、6割くらいですから、『中程度』くらいに相当すると思われます。
『中程度』も紫外線対策が必要とされる程度です。
ちなみに、UVインデックスの数値と対策の目安については、気象庁のこちらのページで紹介されています。
曇りの日でもシワの元、「UVA」は健在!
実は紫外線には、『UVA』・『UVB』・『UVC』の3種類があります。
このうち、地上に到達するのは『UVA』と『UVB』。
地上に到達する紫外線の約95%が『UVA』です。
さらに、『UVA』は曇りの日でも、晴れの日の約75%分は届きます。
曇りの日でも、あまり弱まらないのです。
晴れの日に浴びている紫外線量と大差ないともいえるでしょう。
そして、この『UVA』の恐ろしいのが、シミやシワ、たるみといった肌の老化現象を引き起こすこと。
…日傘はささないといけませんよね。
曇りの日は散乱光により日焼けしやすい
晴れの日は、日光はまっすぐ下に降り注ぐものですが、
曇りの日は、光が雲に反射し、さまざまな角度から降り注いでくることになります。
その分、たくさんの量の紫外線を浴びることになりかねないのです。
しかも、晴れの日は、日傘をさして上から注いでくる分の紫外線だけを防いでいればすみますが、
さまざまな角度から光が当たる曇りの日は、全身の日焼け対策が重要です。
これについては私は身をもって体験したことがあります。
5月初旬の曇りの日、アルバイトで午前中から午後にかけて5時間ほど
半袖のポロシャツ&スカート&ハイソックス姿で街灯にいたのですが、
曇りだからと気を抜いて、顔以外の部位についての日焼け対策を怠ったところ
腕のヒジから下の部分と、スカートでもハイソックスでも隠れなかった膝部分だけ
日焼けしてしまったのです…
しかも曇りの日の日焼けって、タチが悪く、
いつもなら赤くなって終わりなのに、じんわり焼けて、なかなか元に戻りませんでした…
膝部分の日焼けなんて、めっちゃ恥ずかしかったです。
以来、特に紫外線が強い季節は、曇りの日でもちゃんと日焼け対策をして出かけるようにしています。
ちなみに①秋も冬も紫外線対策は必須!日傘もさしたい
ちなみに、周りの目が気になって、日傘はさしづらいけれど、
理想を言うなら日傘は年中さした方がよいです。
秋だって冬だって、紫外線は降り注いでいます。
本当に日焼けしたくなければ、年中日傘をさすのが理想なのです。
下記の記事で、詳しくまとめてみましたので、気になる方はこちらも併せてご覧ください。
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ちなみに②夕方であろうと紫外線対策のためには日傘を!
また、夕方も日傘をさすべきか迷う人が多いようですが、
特に夏場はさすべきです!
夕方は日光が低い角度から当たるため、昼間以上に顔や体に直撃する可能性があるからです。
夕方の日傘については、下記の記事でまとめてみましたので、ご興味あればこちらもぜひご覧ください。
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そうはいっても曇りの日に日傘は恥ずかしい…
曇りの日でも紫外線対策は必要であって、日傘をさす方がよいということはおわかり頂けたかと思います。
しかし、頭でわかっても、実際に行動できるかどうかは別問題!
やっぱりさしにくい!そんな場合はどうすべきでしょうか。
曇りの日に日傘は美意識が高く見られることもある
たまに、曇りだろうと冬だろうと夕方だろうと、周りの誰も日傘をさしていなかろうと
一人だけ日傘&サングラス&長袖でいらっしゃる方をお見掛けすることがあります。
もう見るからに、「絶対!日焼けはしない!」と心に決めてらっしゃるんだろうな…って感じがしますよね。
素晴らしい美意識だな…と、私なぞは感心して拝見しております。
また、この記事を執筆するにあたって、少々調べてみたところ
そう感じているのは、私だけではないようで、曇りの日でも日傘をさしている人を「美意識が高い」と、好意的に見る人も少なからずいるもよう。
曇りの日に日傘なんて恥ずかしいと思うかもしれませんが、変だと捉えない人も一定数存在しますよ。
まあ日本人は、何でも他人基準に考えてしまいますからね。
本当は周りがどう思おうと、自分が絶対に日焼けしたくない!!と思うなら、気にせずさしたらいいんですが…
そうはいっても抵抗があるという人が多いですよね…
ちなみに私は真夏は曇りでも日傘をさしますが、基本、日傘は邪魔だと思っているので
9月くらいになると、次に紹介する他の方法で日焼け対策して出かけています。
やっぱり恥ずかしいなら日傘以外の方法で対策を
日焼け対策法は、日傘だけではありません。
曇りの日に日傘をさすことに抵抗があるなら、日傘以外の方法で対策しましょう。
日焼け止めを塗り直す
顔はもちろん、体にもしっかり日焼け止めを塗って対策しましょう。
ただし日焼け止めは、一度塗れば何時間も効果が持続するわけではありません。
できれば2~3時間おきに塗り直したいところです。
帽子をかぶる
帽子なら、ファッションの一部として取り入れやすく、曇りの日でも使いやすいのではないでしょうか。
UVカット加工されたものや、UVカット素材を使用して作られたものなら、バッチリです。
ただし、帽子で守れるのは顔まわりだけ。
腕や足など、体の露出部分は日焼け止めを塗って、対策しましょう。
サングラスをかける
実は日焼けは目からする、と聞いたことはありませんか。
目に紫外線が当たることで、体にメラニンを生成するよう命令がいき、これがシミなどの原因となります。
また、紫外線は角膜にダメージを与える可能性もあるので、
サングラスで目に紫外線が当たるのを防ぐことは、とても有効なのです。
UVカット加工されたものを選ぶと、より効果的でしょう。
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